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【札幌ドーム】ファイターズ年間70試合の穴をどう埋める? 新たな需要模索のため改修工事も

札幌ドームの未来像が見えてきました。

今シーズン限りで北広島市に移転する、北海道日本ハムファイターズ。

札幌ドームでは年間およそ70試合が開催されていましたが、その穴をどう埋めるのか?

戦略と課題を取材しました。

北広島市で建設中の、ファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」。

来年の開業に向け順調に工事が進んでいます。

その周辺でも・・・

(樋口記者)「JR北広島駅西口でも、すでに再開発の工事が始まっていて、

まちの玄関口も大きく変わろうとしています」

北広島駅西口では、駅前のロータリーを再整備。

来年2月末までに、ボールパークへのシャトルバスの発着場ができるほか、

18階建てのホテルや飲食店が入る複合ビルが、2024年秋に開業する見通しで、

マチは賑わいをみせそうです。

一方、ファイターズが今季限りで移転してしまう札幌ドームも、新たな戦略を打ち出しました。

(樋口記者)「札幌ドームでは、1塁側のスタンドからバックネット裏を挟んで3塁側にかけて、

巨大なロールカーテンを設置する予定です」

イメージはこうです。

ドーム内の空間を、天井から吊り上げた黒いロールカーテンで仕切ります。

すべての席を埋めるとなるとなかなか大がかりですが、札幌市は仕切りをつくることで

外野席側に2万人規模のコンサート会場をつくり、新たな需要を掘り起こす狙いです。

改修工事費は、関連経費を含めおよそ10億円。

サッカーやラグビーの試合のほか、新たに“スポーツ以外の”イベントなどを誘致し、

年間およそ70試合開催されていた、ファイターズ移転の穴を埋める計画です。

(秋元克広 札幌市長)「従来、開催ができなかったようなようなイベント、

アマチュアの試合、あるいは競技、こういったようなことにも活用をしていく。

何かを1つの軸にしてというよりは、複数のいろいろなイベントを、

できるだけ多く入れていくというようなことになるのではないかと」

しかし、札幌でのイベント開催にはすでにほかにも施設があるのが実態で、

専門家は赤字解消のハードルは高いと指摘します。

(北海道大学公共政策大学院 石井吉春 客員教授)

「コンベンション関係といいますか、非スポーツでの活用というのは、

札幌市の中である種、競合施設といいますか、赤字の発生の仕方を最小限にどう抑えるか

っていうことの工夫の中で、市民活用のようなことも含めて、

上手に使っていくということのほうが合理性があるんじゃないかと」

一方、札幌ドームの周辺では、マチのにぎわいが失われるのでは、

との不安の声が聞かれました。

(地元の住民)「人が減っていって、なんかちょっと廃れちゃうのかなっていう心配はあります」

(地元の住民)「もうちょっと入りやすいイベントとかがあればいいのかなと思います」

今後札幌ドームをどのように有効活用していくか。

周辺のマチづくりも視野に入れたアイディアが求められています。
5/13(金)「どさんこワイド179」  5/15(日)9:44更新

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