平成27年度 第8回 番組審議会議事概要
平成27年度第8回番組審議会議事録
1.開催日時
平成28年1月28日(木)午後4時00分〜午後5時30分
2.開催場所
札幌テレビ放送会館 アネックス7階A会議室
3.出席者
[出席委員] 6名
小田島 敏朗 委員長
田北 百樹子 副委員長
坂口 祐一郎 委員
秋山 芳宏 委員
佐藤 優子 委員(レポート出席)
中田 賢二 委員
[欠席委員] 0名
[会社側代表] 3名
大西 賢英 代表取締役社長
大山 洋 取締役事業部長
村上 雅志 編成制作部長
[事務局]
吉田 雅則 取締役放送審議室長
小田島 敏朗 委員長
田北 百樹子 副委員長
坂口 祐一郎 委員
秋山 芳宏 委員
佐藤 優子 委員(レポート出席)
中田 賢二 委員
[欠席委員] 0名
[会社側代表] 3名
大西 賢英 代表取締役社長
大山 洋 取締役事業部長
村上 雅志 編成制作部長
[事務局]
吉田 雅則 取締役放送審議室長
4.議題
「今後のSTVラジオに求めること」について
5.議事の概要
平成27年度第8回番組審議会は、「今後のSTVラジオに求めること」を議題として開催されました。
社側からの報告・説明の後、審議に移り、各委員から以下のようなご意見ご要望を頂きました。
●「今のラジオの問題点」
(1)アクセスしにくいメディア
・若い世代に取材すると、「家にラジオが無い」、「全く聴かない、車の中でも聴かない」、「新聞を取っていないので番組表も見られない。」といった答えで、非常に衝撃的だった。若い世代を中心にラジオの存在自体が忘れられている現状がある。
・聴けば面白い、聴けば役に立つということは分かるが、多くの人たちはラジオを聴くきっかけがないので聴いていない。
聴く行為を促すような事前情報や補足情報にもほとんど接触することがなく「遠い存在で接触しにくい」メディアになっている。新規参入を増やしづらい媒体ではないか。
・アクセスしにくさという点では都市型難聴の問題。
高齢者がますます高層の老健施設に入ってくるため、従来のAM電波では聴きにくい状況が現実に起きている。
技術的なハードルは積極的に解決していくべきなのではないか。
・ラジオが取り立ててアクセスしにくいわけではないと思う。
インターネットのブログとかツイッターも、アクセスしやすいから広がったわけでなく、結局口コミでその魅力が広がった。
(2)ワンパターン
・ラジオ番組の定型化はこれまでの歴史の中で、一番リスナーに受け入れられる「定型化」なのだと思うが個性が感じられない。
ラジオ番組名で出てくるのは「日高晤郎ショー」、「カーナビラジオ」、「ファイターズ中継」ほとんどこの3つ。
他の番組の名前が出てこないということは定着していないということ。
(3)ラジオと音楽の関係性
・ラジオに音楽で若い人を呼び込もうとしても、他のメディアでは、映像と一緒に良い音質の音楽を流すので相当なハンデがある。
●「ラジオに求められる番組」
・若い世代でも聴いてためになる番組はある。
例えば就活中など社会の中で今自分が困っていることに対して、経験豊富な人たちがアドバイスできるような番組になると、若い方たちもラジオを聴いてくれるのでは。
・ラジオは電話等の会話を通じて、声や雰囲気を第三者に伝えられるというツィッター・メールなどの文字系の媒体にはない強みがある。
今後ラジオはより「多くの人の声」を取り込み、強調するべき。
・地方が変われば考え方・価値観も変わるので、STVラジオと他地区のラジオ局がバトルする「地域対決のトークショー」とか聴いてみたい。
・高齢者向けの小説などの名作の朗読は、聴いてくれる人は多いと思う。
アナウンサーの力量を高めることにも繋がるのでは。また子どもの頃聞いた「ラジオ連続ドラマ」も面白い。
・本の紹介を単純に「この本はこういう内容ですよ」と紹介するよりも、ドラマ仕立てのコントにすると、分かりやすくて印象に残る。そういう工夫を見せて欲しい。
・脚本を募集しその中からラジオドラマ化するとか、地元の俳優の卵を使ってSTVの中でスターを作り上げるとか、リスナーから何かをもらって、それをつなげてまとめ上げ、別な価値に作りかえる場が「ラジオ」の役割と思う。
・メディアも多角化しているし、情報も氾濫しているからこそ、世の中の出来事の論点を交通整理する機能がメディアに求められていている。
ラジオもそうした番組と、情報を取り仕切れるパーソナリティを発掘していなければならない。
●「他メディアとのコラボ」
(1)テレビとのコラボ
・テレビのデータ放送に、せめてラジオの番組表を載せて、ラジオを意識させる。
・大半のラジオパーソナリティは顔が分からない。STVはテレビもあるのだから、テレビに出てもっと顔を売り、ファンを増やせばラジオを聴くきっかけになる。
(2)スマホとのコラボ
・テレビのように、クイズやアンケートの回答をスマホで簡単に送信できる仕組みが欲しい。
番組で流している音楽の曲名情報がスマホに表示。
あらゆるラジオ番組がUstreamやYouTubeで見られたら接触が増えると思う。
続いて2月に予定されている単発番組、事業等の説明、聴取者からの声、及びBPOの報告等がなされ平成27年度第8回番組審議会を終了しました。
次回の平成27年度第9回番組審議会は、平成28年2月25日(木)に開催を予定しております。
社側からの報告・説明の後、審議に移り、各委員から以下のようなご意見ご要望を頂きました。
●「今のラジオの問題点」
(1)アクセスしにくいメディア
・若い世代に取材すると、「家にラジオが無い」、「全く聴かない、車の中でも聴かない」、「新聞を取っていないので番組表も見られない。」といった答えで、非常に衝撃的だった。若い世代を中心にラジオの存在自体が忘れられている現状がある。
・聴けば面白い、聴けば役に立つということは分かるが、多くの人たちはラジオを聴くきっかけがないので聴いていない。
聴く行為を促すような事前情報や補足情報にもほとんど接触することがなく「遠い存在で接触しにくい」メディアになっている。新規参入を増やしづらい媒体ではないか。
・アクセスしにくさという点では都市型難聴の問題。
高齢者がますます高層の老健施設に入ってくるため、従来のAM電波では聴きにくい状況が現実に起きている。
技術的なハードルは積極的に解決していくべきなのではないか。
・ラジオが取り立ててアクセスしにくいわけではないと思う。
インターネットのブログとかツイッターも、アクセスしやすいから広がったわけでなく、結局口コミでその魅力が広がった。
(2)ワンパターン
・ラジオ番組の定型化はこれまでの歴史の中で、一番リスナーに受け入れられる「定型化」なのだと思うが個性が感じられない。
ラジオ番組名で出てくるのは「日高晤郎ショー」、「カーナビラジオ」、「ファイターズ中継」ほとんどこの3つ。
他の番組の名前が出てこないということは定着していないということ。
(3)ラジオと音楽の関係性
・ラジオに音楽で若い人を呼び込もうとしても、他のメディアでは、映像と一緒に良い音質の音楽を流すので相当なハンデがある。
●「ラジオに求められる番組」
・若い世代でも聴いてためになる番組はある。
例えば就活中など社会の中で今自分が困っていることに対して、経験豊富な人たちがアドバイスできるような番組になると、若い方たちもラジオを聴いてくれるのでは。
・ラジオは電話等の会話を通じて、声や雰囲気を第三者に伝えられるというツィッター・メールなどの文字系の媒体にはない強みがある。
今後ラジオはより「多くの人の声」を取り込み、強調するべき。
・地方が変われば考え方・価値観も変わるので、STVラジオと他地区のラジオ局がバトルする「地域対決のトークショー」とか聴いてみたい。
・高齢者向けの小説などの名作の朗読は、聴いてくれる人は多いと思う。
アナウンサーの力量を高めることにも繋がるのでは。また子どもの頃聞いた「ラジオ連続ドラマ」も面白い。
・本の紹介を単純に「この本はこういう内容ですよ」と紹介するよりも、ドラマ仕立てのコントにすると、分かりやすくて印象に残る。そういう工夫を見せて欲しい。
・脚本を募集しその中からラジオドラマ化するとか、地元の俳優の卵を使ってSTVの中でスターを作り上げるとか、リスナーから何かをもらって、それをつなげてまとめ上げ、別な価値に作りかえる場が「ラジオ」の役割と思う。
・メディアも多角化しているし、情報も氾濫しているからこそ、世の中の出来事の論点を交通整理する機能がメディアに求められていている。
ラジオもそうした番組と、情報を取り仕切れるパーソナリティを発掘していなければならない。
●「他メディアとのコラボ」
(1)テレビとのコラボ
・テレビのデータ放送に、せめてラジオの番組表を載せて、ラジオを意識させる。
・大半のラジオパーソナリティは顔が分からない。STVはテレビもあるのだから、テレビに出てもっと顔を売り、ファンを増やせばラジオを聴くきっかけになる。
(2)スマホとのコラボ
・テレビのように、クイズやアンケートの回答をスマホで簡単に送信できる仕組みが欲しい。
番組で流している音楽の曲名情報がスマホに表示。
あらゆるラジオ番組がUstreamやYouTubeで見られたら接触が増えると思う。
続いて2月に予定されている単発番組、事業等の説明、聴取者からの声、及びBPOの報告等がなされ平成27年度第8回番組審議会を終了しました。
次回の平成27年度第9回番組審議会は、平成28年2月25日(木)に開催を予定しております。