どさんこワイド179

栄養の宝箱!驚きの酒かすパワー

2017年1月30日(月)

栄養の宝箱!驚きの酒かすパワー

本日の中継は、いま新酒造りで大忙しの「田中酒造亀甲蔵」から、酒かすができる工程や、美容と健康に嬉しい驚きのパワー、とっても簡単な活用方法などをご紹介しました。

田中酒造 亀甲蔵

【住所】小樽市信香町2-2
【電話番号】0134-21-2390
【営業時間】9:00〜18:00
田中酒造 亀甲蔵
明治32年創業、小樽にある酒屋さんです。お酒や酒かす等が買えるほか、作業風景を見学することもできます。
日本酒の作り方をご紹介しました。酒米(さかまい)というお米を蒸して麹菌をまぜ、麹を作ります。
発酵すると、日本酒になる直前の「もろみ」という状態になります。
白く濁ったもろみを機械を使ってしぼると、透き通った日本酒ができます。この作業の時に出るのが、酒かすです。
  • 酒粕515円
    ●酒粕515円
  • 甘酒名人 650円
    ●甘酒名人 650円
こちらでは日本酒造りに最適な冬だけでなく、年中お酒を造っているので、いつも新鮮な酒かすを買うことができます。
お菓子などにもオススメ、フルーティな大吟醸の酒かすも数量限定で販売しています。
酒かすを使った加工品も販売しています。香りが豊かな大吟醸の酒かすを使った「みそっ粕ラーメン」や、お湯を注いで甘酒にしたり、ジャムの代わりにパンに塗ることもできる「甘酒名人」等をご紹介しました。

●酒粕(大吟醸)620円※数量限定
●みそっ粕ラーメン 620円

豆乳甘酒

お家で簡単に作れる「豆乳甘酒」の作り方も教えていただきました。
<材料>
酒かす200g、砂糖120g、水1000ml、食塩少々、調整豆乳400ml
※無調整豆乳は分離してしまいます
<作り方>
(1)器に、酒かす・砂糖・水・食塩を入れて混ぜ合わせ、最後に調整豆乳を加え、温めて完成です。

栄養の宝箱!酒かすのパワー

天使大学栄養学科の荒川教授に伺うと、酒かすには、日本酒造りに役立つ麹や酵母などの微生物が含まれているとのこと。お米と比べると、食物繊維は約17倍、脳卒中や心筋梗塞を防ぐ効果が期待される葉酸は約56倍も含まれています。また、アミノ酸も多く含まれ、まさに“栄養の宝箱”だと言えるそうです。

発酵講座 ゆゆた工房

【住所】札幌市中央区大通西25丁目バズカフェ
【電話番号】011-699-5088

札幌市内で発酵食品の講座を開いている「ゆゆた工房]の鷲見未織さんに、酒かすの良さを活かした調理法を教えていただきました。ポイントは、調味料として使うことです。

塩酒かす
塩酒かす
魚に塗って焼いたり、鶏肉を漬け込んでごま油で焼くなど、塩麹のように使うことができます。
<材料>
酒かす100g、水100g、塩20g
<作り方>
(1)酒かすを分量の水に約1時間浸し、柔らかくします。
(2)塩を加え、ブレンダ-で混ぜるだけで完成です。ブレンダ-がない場合は、滑らかになるまでよくかき混ぜます。

酒かす豆腐マヨネーズ
カボチャのサラダなど、マヨネーズ代わりに使うことができます。
<材料>
木綿豆腐1丁(340g)、酒かす・白味噌・はちみつ各大さじ1、純米酢大さじ1・1/3、オリーブオイル大さじ2、レモン汁・粒マスタード各小さじ1
<作り方>
(1)豆腐はしっかりと水を切り、オリーブオイルと塩以外の材料と合わせて、よく混ぜます。ブレンダ-やフードプロセッサーがない場合は、すり鉢を使っても作れます。
(2)少しずつオリーブオイルを加えて混ぜ、最後に塩で味を調えます。

酒かす納豆醤
焼きおにぎりやチャーハン、炒め物などに入れて使うことができます。
<材料>
酒かす100g、納豆1パック、玉ネギ100g、ニンニク10g、味噌50g、しょうゆ大さじ3、ごま油大さじ2、純米酢・塩各小さじ2
<作り方>
(1)玉ネギとニンニクはみじん切りにします。
(2)滑らかになるまでよく混ぜます。すり鉢で作る場合は、玉ネギとニンニクはすりおろして使います。


※酒かす調味料を摂取する際は、子どもやお酒に弱い方、運転前などはご注意ください
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