いま製造ピーク!道内唯一のロウソク工場
2018年7月12日(木)
いま製造ピーク!道内唯一のロウソク工場
これからお盆にかけてお墓参りの予定があるという方も多いのではないでしょうか。ご先祖様の供養に欠かせない「ロウソク」は、今製造のピークを迎えています。小樽にある道内唯一のロウソク製造会社「芳川商会」にお邪魔して、普段なかなか見ることができない製造過程を見せていただきました。
芳川商会
【住所】小樽市緑2丁目3-14
【電話番号】0134-34-2255
【電話番号】0134-34-2255
今から82年前、昭和11年に創業した小樽のロウソク製造会社です。創業当時から変わらぬ木造の建物で、年間150万本のロウソクを製造しています。その内、お盆前の6〜7月だけで35万本を作っています。お盆時期によく使われる一番小さい“豆ダルマ”というサイズの燃焼時間は15分程、一番大きいものだと30時間も燃え続けることが可能だそうです。
ロウソクは、原料のパラフィンを100℃〜130℃の窯の中で溶かして作ります。パラフィンを流し入れ、芯を通す機械は創業当時から使っているものです。手作業で行う工程も多い、昔ながらの製法です。
ロウソクは、原料のパラフィンを100℃〜130℃の窯の中で溶かして作ります。パラフィンを流し入れ、芯を通す機械は創業当時から使っているものです。手作業で行う工程も多い、昔ながらの製法です。
ここでロウソクに関する豆知識。ロウソクの後ろ側にはくぼみがあり、燭台に刺しやすいようになっていますが、このくぼみは実は自然にできるものなんです。冷やし固める際、外側から内側にかけて収縮しながら固まるため、最後に固まる中心部分が自然とくぼむそうです。
製造過程の最後は、繋がったロウソクを包丁で手切りし、製品を綺麗に整えたら完成です。
製造過程の最後は、繋がったロウソクを包丁で手切りし、製品を綺麗に整えたら完成です。
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●キャンドル製作体験 1500円〜
こちらの工場は、神仏用のロウソクはもちろん、小樽の冬の風物詩「小樽 雪あかりの路」で使用する全てのロウソクの製造を手掛けています。屋外で長時間使える工夫が施されています。また、こちらで体験できる「キャンドル製作」は修学旅行生にも人気です。