どさんこワイド179

懐かしの昭和食堂〜昭和41年創業の老舗ラーメン店

2018年8月16日(木)

懐かしの昭和食堂〜昭和41年創業の老舗ラーメン店

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高度経済成長で著しい発展を遂げた札幌。古き良き風情を残しながら今なお営業を続ける老舗もあります。今回は、穴場グルメを中心とした本を数多く出版し、これまで8000軒を食べ歩いてきたエッセイスト・和田由美さんと共に、半世紀以上も続く「ラーメンの大公」を訪ねました。

ラーメンの大公

【住所】札幌市中央区南2条西5丁目
【電話番号】011-231-0293
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    ●みそラーメン 750円
昭和41年創業、当時から同じ場所で営業する老舗ラーメン店です。店内はカウンターに丸椅子とテーブル席のシンプルな造りです。52年の間で1度改装しましたが、お店の雰囲気はほとんど変わっていません。
壁一面のサインは歴史と伝統の証拠。赤塚不二夫さんや、さだまさしさんら著名人のサインも見ることができます。お店を切り盛りするのは、2代目ご主人・田中泰弘さんです。初代・佐々木一男さんが開いたお店の味を引き継ぎ、30余年になります。

こちらでいただける「みそラーメン」は、豚骨ベースのスープに良く合う“中太のちぢれ麺”を使い、もやし・玉ねぎ・チャーシュー・メンマ・長ネギをトッピングした“正統派”という札幌みそラーメンです。
「熱くなければ美味しくない」という先代からの教えの通り、スープでどんぶりをしっかり温めた後、スープを再加熱して注いでいます。
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    ●冷やしラーメン 820円
ラーメンどんぶりは、新調する場合も既製品を買うのではなく、“大公”のネーム入りを特注しています。こういうこだわりが“昭和食堂”ならではかもしれません。
夏の定番「冷やしラーメン」も、日本人が思い描く“王道”のスタイル。真ん中に紅ショウガがあり、ハム・キュウリ・トマト・たまご・ワカメなどがトッピングされていて、お皿の端にマスタードが添えられています。この味も先代から受け継がれた伝統の味で、ラーメンスープをベースにした醤油仕立てです。
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