どさんこワイド179

キニナル〜JR北海道・東日本の“合併”とは?

2017年3月1日(水)

キニナル〜JR北海道・東日本の“合併”とは?

世間で今気になることに鋭く斬り込む企画“キニナル”。今回は、JR北海道・東日本の“合併”について、詳しい内容を専門家に伺いました。

合併の実現性は?専門家に直撃!

JR北海道とJR東日本の1日の平均収入
昨日2月28日(火)の参議院予算委員会で、JR北海道の経営改善策について話し合われましたが、麻生太郎副総理兼財務相が「例えば、もともと一緒だったから黒字のJR東日本とJR北海道が合併するとか、ひとつのアイデアとして思う」と発言し、波紋が広がっています。
「合併」と発言したベースには、JR北海道の経営状況がどうにもならないところまで悪化しているのに対して、JR東日本が過去最高の売上や利益を上げていることや、JR北海道全ての駅を合わせた1日の平均収入とJR東日本・新宿駅のみの平均収入がほぼ同じということがあるようです。

合併の可能性について、関西大学経済学部の宇都宮浄人教授にお電話で詳しく伺いました。

Q:合併の実現性は?
宇都宮教授:無いですね。JR東日本も、株式会社で民間会社なのでメリットが無ければ合併はしないです。合併はJR東日本の経営戦略としても良くないし、たぶん株主も納得しないと思います。
基本的には、まず地域として道民が支え、さらに国全体で支えていく。インフラを公的に支えて、サービスや運行部分を民間会社が行うことを“上下分離方式”と言いますが、そうした考え方を真剣に検討して取り入れていくべきだと思います。
もし合併したとしても、北海道を知らないJR東日本が経営の主導権を握ると、さらに路線の維持が困難になり、廃止路線が増える可能性もあります。

一方、麻生副総理兼財務相の発言を受けて、JR東日本の富田哲郎社長は「株主の理解を得るのは困難。JR北海道には副社長らの派遣や出向社員もおり、今後も協力を維持していきます。」と話しています。
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