どさんこワイド179

キニナル〜「+675」から始まる着信に注意!

2017年7月10日(月)

キニナル〜「+675」から始まる着信に注意!

世間で今気になることに鋭く斬り込む“キニナル”。今回は、携帯電話宛の「+675」から始まる着信に注意が必要という話題です。
  • キニナル〜「+675」から始まる番号に注意!
  • キニナル〜「+675」から始まる番号に注意!
今月に入ってから、ドコモ、au、ソフトバンクなど各携帯電話会社では、「675」から始まる不審な国際電話の着信について注意を呼び掛けています。
実は「675」から始まる電話は、日本のはるか南にある国・パプアニューギニアから発信されているものです。

どんな目的でパプアニューギニアから電話がかかってくるのか、通信業界に詳しい、ITジャーナリスト・石川温(つつむ)さんに伺いました

石川さん: (「675」から始まる電話は) 6月下旬ぐらいからかかり始め、ここ最近急増しています。
Q: 目的は?
石川さん: 日本からかけ直した場合、国際電話料金を払いますが、その一部がパプアニューギニアの会社に接続料として支払われます。接続料を目当てに“ワン切り”をして、電話をかけ直させているのが目的なのではないでしょうか。1回かけると数十円・数百円(の接続料)が手に入るので、大量に日本へ電話をしているのではと推測できます。
パプアニューギニアの国番号がついた“ダイヤルQ2”的な情報ダイヤルの可能性も考えられるので、単に国際電話料金だけでなく、情報料も取られるケースもあると言われているので注意が必要です。

今回番組では、取材として、着信があったとされるパプアニューギニアの番号へ電話をかけてみました。
陽気な音楽と共に女性の声で音声メッセージ(英語と思われる)が繰り返し流れました。音質が悪く、何を言っているのか確かめようと、しばらく聞いてしまい、1分程通話時間がかかりました。

パプアニューギニアへの通話料は、30秒あたりドコモだと63円または68円、auが65円、ソフトバンクが249円かかってしまいます。

石川さんに、どうやって携帯番号を調べているのか伺うと、日本の携帯番号(090や080など)手当たり次第かけているか、何らかのリストが流出し、ターゲットを絞っている可能性があるとのこと。今後、携帯番号だけでメール送信できるSMS(ショートメッセージ)が届く可能性もあるので注意が必要だそうです。

いずれにしても、無視するのが一番の得策ということになりますね。
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