どさんこワイド179

どさんこネイチャー“大接近!神秘の摩周ブルー”

2022年9月2日(金)

どさんこネイチャー“大接近!神秘の摩周ブルー”

北海道の自然の魅力に迫る企画「どさんこネイチャー」。今回は特別な許可を得て湖に近づくことができました。水中の様子から謎の洞窟まで、知られざる摩周ブルーの世界にカメラが迫りました。

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摩周湖は阿寒摩周国立公園の中でも貴重な自然が残る特別保護地区に指定されているので、普段は人の立ち入りが禁じられています。今回は特別な許可を得て、湖の水質調査に同行しました。

摩周湖は流れ込む川も流れだす川もないことから水質が保たれ、かつて世界一の透明度を記録したこともあります。
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そんな湖は急峻な崖にぐるりと囲まれています。地肌の白っぽい色は火山灰の色。摩周湖は噴火口に水が溜まったカルデラ湖です。
崖から崩れ落ちた白い砂や石によって、湖のほとりにはエメラルドグリーンの水辺が広がっていました。
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水の中を覗いてみると、数は少ないものの魚の姿を見つけることができます。この日はエゾウグイの群れを確認することができました。

浅瀬から沖に向かって青みが増していきます。水深28m、よく見ると湖の底には、何かが通ったような跡がありました。
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研究者の方によると「生き物の少ない摩周湖で、そこそこ大きめの生物が湖底を這っている」ようだとのこと。その正体はまだ分かっていません。

摩周湖の透明度を測る調査に出発しました。目指すは湖の中でも最も深い場所です。
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沖には小さな「島」が見えます。この島は“カムイシュ島”と言う名前で、火山の先端部分。非常に大きな噴火を起こしたカルデラは、活動後に小規模な噴火が続き、新しい火山がカルデラの中に生まれることがあります。

調査ポイントに辿り着き、透明度の計測が始まります。特別にあまやさんも計測に挑戦させていただきました。この調査は100年近くも継続されていて、その移り変わりと水の状態の記録は、地球環境そのものを映し出す貴重なデータとなっています。
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そんな摩周湖と、地元・弟子屈町の人たちは、これまでどのように関わってきたのでしょうか。“釧路圏摩周観光文化センター”へ向かいました。

かつては湖岸へ遠足に行っていたり、魚の放流事業などが行われていて、最も古い記録になると、1858年に北海道の名付け親・松浦武四郎が摩周湖を訪れていました。
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現在の釧路市周辺を旅した松浦武四郎による記録書。摩周湖を描いた挿絵には、一夜を過ごしたという洞窟も描かれています。なんと今でもその岩穴が残っているとのことで、湖の奥地へと向かいました。

「岸はすべて赤い石で ホロという岩穴がある」。その記述通りの景色が今も広がっています。
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