どさんこワイド179

どさんこクリニック〜“胃もたれ”解消大研究

2017年1月12日(木)

どさんこクリニック〜“胃もたれ”解消大研究

きょうの特集は、日本人の7割が悩んでいるという「胃もたれ」がテーマ。
胃もたれのメカニズムや、消化を助けるオススメ食材などをご紹介しました。
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川西内科胃腸科病院の院長で医学博士の川西譲児先生は、この道30年の“胃のスペシャリスト”です。

胃もたれの原因
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日本人の「胃もたれ」の原因は胃の形にあります。
胃液や食べ物が底に溜まりやすい「縦長」をしており、欧米人に比べて消化に不利な形だと言います。

胃もたれの原因は…
・胃に関わる筋肉が衰える
・胃液の減少
・胃の粘膜が薄くなる
これらの症状は“胃の老化”によるものと言えます。

“胃の老化”チェック!
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ここで“胃の老化チェック”をしてみましょう。

□ 風邪じゃないのに「のど」に違和感
□ 脂っこいものを食べるのがこわい
□ アルコールを飲むと胸やけすることがある
□ すぐお腹がいっぱいになる
□ 辛い物を食べると胸やけすることがある

以上の5つの項目のうち2つ以上に該当する人は、胃が老化している疑いがあります。

胃もたれ解消“お助け食材”

これらの「胃もたれ」や「胸やけ」の症状は、消化に欠かせない「胃液」の減少によって引き起こされます。
胃の不調で“脂っこい肉や魚が食べたくても食べられない”という人は、消化酸素を多く含む「大根・キャベツ・パイナップル・りんご」を一緒に食べましょう。
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例えば、「さんま+大根おろし」「お刺身+大根のつま」「トンカツ+キャベツ」「酢豚+パイナップル」などの定番の組み合わせには、消化を助けるための知恵が詰っていたんです。
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また、胃の粘膜が薄くなってしまうと、アルコールや辛い物などの刺激物を食べると「胃もたれ」を引き起こすことがあります。
その胃粘膜を強化してくれるのは「ビタミンU」という栄養素です。
キャベツ、アスパラ、ブロッコリーなどが代表的なものです。
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さらに、「ムチン」という栄養素は、胃粘膜を保護する役割があります。
山芋、おくら、なめこなどのいわゆる“ネバネバ食材”にムチンが多く含まれています。
焼肉などを食べた次の日などに、ネバネバ食材を食べて胃をいたわってあげましょう。
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そして“胃に悪い”というイメージが強い「コーヒー」についても教えていただきました。
コーヒーは、空腹時に飲むと刺激を与えますが、食後に飲むと食べ物の消化を助けるそうです。
“食後のコーヒー”も理にかなった習慣だったというわけです。

※掲載の情報は放送当日の内容です。
 この内容は変更になる場合がありますので、詳細は当該の場所へお問い合わせ下さい。
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