どさんこワイド179

専門家に聞く〜かぜの常識・非常識

2017年2月7日(火)

専門家に聞く〜かぜの常識・非常識

  • 先生
くしゃみのとき、手で覆うのは常識?非常識?使い捨てマスクのつけ方は?など、本当に正しい“かぜ”の対処法を、東苗穂病院・副院長で医学博士の吉田祐一先生に教えていただきました。

これはビックリ!「点滴や注射で早くかぜが治る」は、非常識!?

吉田先生は、「非常識とまでは言いませんが、点滴や注射でかぜが早く治ることはない。」と言います。「体の水分が足りない脱水症状の時には点滴をすることにとても意味があります。しかしかぜを治す点滴は世の中に存在していません。点滴は2時間くらいかけて行うので、その間、安静にしていると体が楽になりますから、それで治ったと思う方も多いかもしれません。」

この他にも7つのポイントで、かぜの対処法を教えていただきました。

ポイントは7つ!あなたの対処法は常識or非常識

1.お風呂に入ってはダメ…?
先生の見解→「×」。
「お風呂に入っても良いです。皮膚が清潔になりますし、喉にも鼻の湿度も保たれるので入った方がいいです。ただし、高熱や、体調が悪いときには無理に入浴する必要はありません。」

2.人にうつすと治る…?
先生の見解→「×
「かぜはだいたい4〜7日で治ることが多いです。誰かにうつして、その人にかぜの症状が出る頃には本人が治っている、ということから、そう言われるのではないでしょうか。」
  • くしゃみ
3.くしゃみは手で覆わない方がよい?
先生の見解→「
「手はウイルスを媒介させる危険なものです。例えば、くしゃみを手で覆ったあと、テレビのリモコンなど触るなどして手に付着したウイルスがどんどん広がってしまいます。アメリカにはくしゃみをする場合、ティッシュで押さえる、もしくは腕(服)で覆うことが推奨されています。」

4.正しいマスク(ワイヤー入り)のつけ方は…?
ワイヤー部分が上になります。そして表と裏を見極めるには「ヒダ」に注目です。ヒダが下向きになるようにつけるのが正しいつけ方。ヒダが上向きになると、そこに汚れが溜まってしまうからです。そして、できるだけ隙間を作らないようワイヤーをW型にして顔(鼻)にフィットさせましょう。

5.はずしたマスクはどうする…?
基本的には使い捨てです。食事の時など一時的に外して、再度使う場合は、ハンカチなどに包んでおきましょう。テーブルの上にそのまま置くことなどはウイルスを広げる危険があります。

  • 熱
6.熱を下げるときは頭を冷やす…?
先生の見解→「×」。
「本来、無理に熱を下げなくてもいいのですが、冷やしたい場合は、わきの下や太ももの付け根など、体の太い血管が通っているところを冷やしましょう。頭を冷やすことは実は効果が薄いのですが、気持ちがいいということでは、それはそれで良いことですね」

7.汗をかけば熱が下がる…?
先生の見解→「×」。
「汗をかいたからといって熱は下がりません。脱水症状を引き起こす危険がありますので無理に汗を出すのは逆効果です。高熱で汗をかくのは自然なことです。水分を十分にとることを忘れないでください」

まとめ

吉田先生「風邪予防にはやはり、手洗い&うがい、そして顔洗いが大切です。かぜをひいてしまった場合は、しっかりと栄養をとり、体を温め、睡眠をとりましょう。“かぜ”というと、比較的身近な疾患ではありますが、自己判断は危険。高熱が出たり、息苦しかったり、咳が長く続くなどの症状があるときは、別の病気の可能性もあるので、自己判断せず早めに病院へ。」
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