どさんこワイド179

福永探偵社〜きょうは砂糖の日!北海道と砂糖の深イイ関係を調査

2017年3月10日(金)

福永探偵社〜きょうは砂糖の日!北海道と砂糖の深イイ関係を調査

福永探偵社
北海道に潜むあらゆる謎や噂を解決していこう!というコーナー「福永探偵社」。本日3月10日は語呂合わせで“砂糖の日”。平成26年度に「お砂糖“真”時代推進協議会」が、砂糖の良さを発信する日として制定しました。そこで今回は、“北海道と砂糖の関係”を調査しました。

3月10日は砂糖の日!北海道と砂糖の深イイ関係

てんさいショートケーキ
●てんさいショートケーキ 270円
十勝トテッポ工房
帯広市西6条南17丁目

地元の食材にとことんこだわり、スイーツ王国十勝で大人気のお菓子屋さんです。生クリームたっぷりの「てんさいショートケーキ」をご紹介しました。
ビート(てん菜)
スイーツに欠かせない“砂糖”が、実は北海道と深い関係があるのをご存知でしょうか?
砂糖の原料は、沖縄など暖かい地域で栽培されている“サトウキビ”と、北海道で栽培されている“ビート(てん菜)”の2つあり、日本で作られるお砂糖の8割は北海道産のビートを使っています。

日本甜菜製糖 芽室製糖所

  • 日本甜菜製糖芽室製糖所
  • 砂糖パッケージ裏
札幌ドーム約22個分の広さ、日本で一番大きな砂糖工場です。3万トンもの砂糖が保管できる巨大タンクもあります。
製糖所の加藤裕己さんに、砂糖がどうやって作られているのか工場内を案内していただきました。

砂糖の原料となるビートは、日本では北海道でのみ栽培される寒冷地作物。
10月〜11月に収穫されて工場に運ばれますが、その量はなんと年間100万トン!
集められたビートは、裁断し、70度のお湯で煮て糖分を抽出します。液体に含まれる糖分以外の不純物を取り除いて煮詰め、水分などを取り除いて乾燥させると砂糖が出来上がります。
こちらの工場では、年間で16万トンものお砂糖が作られていました。

砂糖には、カビや微生物が繁殖するのに必要な水分を奪うという性質があるため、腐ることはないそうです。そのため、パッケージにも賞味期限が記載されていないんです。

ビート資料館

【住所】帯広市稲田町南8線西14番地
  • 日本初の砂糖工場「紋鼈(もんべつ)製糖所」
  • 当時の農機具
ビートや砂糖の歴史をはじめ、ビート栽培で使われていた古い農機具などが展示されている施設です。
館長の清水政勝さんに、ビート栽培が北海道で広まったきっかけを伺うと、「クラーク博士と言っても過言ではない」とのこと。
クラーク博士は、ビートの権威で、ビートの栽培技術はもちろん、ビートから砂糖を作る技術にも精通した農学博士でした。

当時、本州からの入植者が多く、いち早く開墾が進められていた現在の伊達市の方々に、栽培技術などを伝えたと言われています。
それと同時に、現在の伊達市に日本初の砂糖工場「紋鼈(もんべつ)製糖所」ができましたが(明治13年建設)、加工技術が上達せず、短期間で閉鎖を余儀なくされました。

その後20年間、北海道で砂糖が作られることはありませんでしたが、大正8年、「ビート資料館」の初代社長・松方正熊さんが、帯広に製糖工場を立ち上げます。
ビート栽培自体が難しく閉鎖の危機もありましたが、当時の北海道庁長官・宮尾舜治さんが「寒冷地に適したビート栽培を諦めてしまったら 北海道農業に未来はない」と、ビート栽培をバックアップ。農機具を購入するための助成などを行いました。

そうして北海道の大地に根付き、今では7000軒以上もの農家さんがビートを栽培しています。
そのうちの1軒、十勝で95年続く「大橋農園」三代目の大橋正司さんは「(先人達が)ここまで畑を広げ、根っこから掘り起こしてくれて、今の体系ができたのかなと感謝します。ビートはやっぱり欠かせない作物。絶やさないように、これからも続けていかないとならない。」と話していました。

ビートは、砂糖の原料なだけではなく、北海道農業に大きく貢献した作物でもありました。
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