どさんこワイド179

福永探偵社〜実は北海道ご当地パン!?豆パンのルーツに迫る!

2017年6月5日(月)

福永探偵社〜実は北海道ご当地パン!?“豆パン”のルーツに迫る!

福永探偵社〜実は北海道ご当地パン!?“豆パン”のルーツに迫る!
北海道に潜むあらゆる謎や噂を解決していこう!というコーナー「福永探偵社」。実は、北海道ならではのパンという“豆パン”のルーツを調査しました。

“豆パン”は、本当に北海道だけのものなのか?

  • “豆パン”は、本当に北海道だけのものなのか?
北海道の一般的な豆パンは、“丸い形”で、金時豆の“甘納豆”が入っていることが特徴です。
大手スーパーのパン売場には、豆パンだけでも様々な種類が並んでいましたが、本当に北海道だけのものなのでしょうか?

全国でパンの製造販売を行う大手メーカー「山崎製パン(札幌工場:恵庭市恵南10)」営業課製品担当・濱田智弘さんに電話で伺いました。
濱田さん「豆パンは、ほぼほぼ北海道の限定発売。給食のパンにも出てくるくらいで、北海道の方にはソウルフードのようなパンと聞いています。」

街で聞いてみても、道外から来た方は知らない方が多く、「道外へ引っ越した友人から『豆パンを送って欲しい』と言われる」という声もありました。

これまで2000軒ものパン店を食べ歩いている、パンコーディネーター・森まゆみさんにも伺いました。
森さん「豆パンは北海道発祥の物という風に考えていいと思います。“甘納豆とパン生地を合わせて豆パンが出来た”と文献にも残っていますし、私達もそのように認識しています。」
調べてみると、全国のパンの歴史が書かれた資料「パンの明治百年史」には、「北海道では古くから馬鈴薯パン、豆パンなどの特殊パンが、売られてきたことも特長の1つである。」と、書かれていました。

どうやら、豆パンが北海道ならではの食べ物というのは本当のようです。

様々な豆パン

  • びえいのまめぱん
    ●びえいのまめぱん(5個入り) 1080円
    ※空港・数量限定
  • ダッチ金時
    ●ダッチ金時 100円
調査する間に、様々な豆パンに出会いました。

びえいのまめぱん(5個入り)
【値段】1080円 ※空港・数量限定
【お問合せ】美瑛選果 新千歳空港店 0123-46-3300

金時豆を含め、5種類の豆を使った、とてもカラフルな豆パンです。

ダッチ金時
【値段】100円
【お問合せ】京田食品 011-591-8031

創業68年、札幌の老舗パンメーカー「京田食品」の豆パンです。ひび割れた模様が特徴の“ダッチ生地”というパン生地を使い、外側をパリッとした食感に仕上げています。

豆好きに贈る!たっぷり豆パン(セブン-イレブン)
【値段】130円

大手コンビニチェーンでも北海道限定で豆パンを販売しており、中には金時豆の甘納豆がぎっしり入っています。

ひと口に「豆パン」と言っても、様々な特徴がありました。

豆パンは誰が作ったのか?そのルーツは?

創業67年、豆パンに欠かせない“甘納豆”を製造する「中ノ目製菓(小樽市奥沢3丁目)」に向かい、中ノ目孝道社長にお話を伺いました。
中ノ目さん「豆パンのルーツは知らないのですが、甘納豆入り赤飯を開発した光塩学園の先生の所に行ったら分かると思います。」

そこで、甘納豆入りの赤飯を、学校の創業者が開発した光塩学園調理製菓専門学校(札幌市中央区大通西14丁目)に聞いてみましたが、「豆パンに関しては、厳密に調査をしたことがないのでルーツはわからない。」とのこと…。
調査もここまでか…と思ったその時、「京田食品」の島貫晃さんから「ロバパンと北海道大学の先生とで共同開発したのが始まりと聞いたことがある。」という有力情報が!
  • 豆パンは誰が作ったのか?そのルーツは?
  • 豆パンは誰が作ったのか?そのルーツは?
「ロバパン(札幌市白石区本通7丁目)」は昭和6年創業。かつて荷車にパンを積み、ロバが引いて売り歩いたことから「ロバパン」という名前が付きました。
石上敬三社長にお話を伺いました。

石上社長「1940年(昭和15年)ですね。北海道帝国大学農学部の教授と生徒から“小豆を甘く煮たものをパンに入れて焼いては?”と提案がありました。早速試作して、食べたら美味しい!販売したら非常に売れたので、大事に作り上げたものが現在に至っています。菓子パンにおいては一番大切にしているパンです。」
開発の途中で、豆は小豆からパンに合う金時豆に変更されました。美味しさを追求して、今では77年の大ロングセラー商品になりました。
  • 福永探偵社〜実は北海道ご当地パン!?豆パンのルーツに迫る!
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さらに、なぜ北海道以外では豆パンが食べられていないのか質問しました。
石上社長「大正金時豆の生産量が限られていたんだろうと思います。道産のものですから、我々が手軽に買えたということもあったと思います。」

豆パンのルーツは諸説ありますが、今回福永探偵社では、この結論に辿りつきました。

また、「山崎製パン」は、豆パンの道内での人気を受けて、今年3月から「金時豆パン」の全国発売をスタート。豆パンは道外でも購入できるようになりました。
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