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GO!GO!平昌〜ノルディック複合・加藤大平選手

2017年12月7日(木)

GO!GO!平昌〜ノルディック複合・加藤大平選手

来年2月に韓国で行われる平昌オリンピックに挑む、北海道ゆかりのアスリート達の情報をお伝えするコーナー「GO!GO!平昌」。今回は、ノルディック複合で五輪出場を目指す和寒町出身の加藤大平選手(33歳)をご紹介しました。

ノルディック複合・加藤大平選手

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ノルディック複合は、ジャンプとクロスカントリーを組み合わせた、瞬発力と持久力の両方が求められるスキー競技です。
加藤選手は小学生の頃からスキー大会に出場し続け、その才能を開花させていきます。2009年の世界選手権では団体で金メダルを獲得、2010年のバンクーバー五輪では6位入賞を果たしました。

2014年のソチ五輪でもメダルの期待がかかっていました。しかし、着地に失敗。左ひじを骨折する大ケガを負いました。その後のクロスカントリー及び団体戦にも出場することはできませんでした。
加藤選手は「責任というか、申し訳ないというのと、出たいというのと、その場から消え去りたいというのと、複雑な気持ちがありました。」とケガ直後の心境を語ります。長年の競技人生の中で、着地でスキーが外れることは1度も無かったそうです。
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「このままでは終われない。」そんな決意を胸に、ピョンチャン五輪を目指す日々が始まりました。しかしまたしてもアクシデントが加藤選手を襲います。「ひざの痛みがあります。距離が出ると痛くなるんです。頭も体もK点を越えたくないという感じで、飛びそうだと思うと自分でブレーキをかけてしまうことがあり、本来の滑りが狂ってきた」と話します。加藤選手は去年右ひざの手術を受けました。
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それでも実戦を繰り返し、着実に本来の調子を戻しつつある加藤選手。今年8月に大倉山で行われたサマージャンプの大会では、葛西紀明選手や伊東大貴選手などジャンプ専門の選手たちが出場する中で、K点に迫るジャンプを2本揃えてトップ10入り。大きな自信になりました。
沢山の困難を乗り越えてきた加藤選手は「ノルディック複合という競技が好き。楽しくできる限り、続けたい。」と笑顔で語ってくれました。
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