どさんこワイド179

札幌の歴史を歩いて探訪!てくてく洋二〜新川さくら並木編

2019年5月10日(金)

札幌の歴史を歩いて探訪!てくてく洋二〜新川さくら並木編

  • 札幌の歴史を歩いて探訪!てくてく洋二
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北海道の知られざる歴史を、木村洋二アナウンサーと専門家が歩いて辿るコーナー「てくてく洋二」。今回は、直線では日本一の長さとも言われる「新川さくら並木」編。案内人は北区新川生まれ・新川育ち「新川さくら並木連合町内会会長」の佐久間五十也(いそや)さんです。“時代を超えた物語を探せ!”をテーマに探訪しました。

新川さくら並木

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北区と西区の境から手稲区まで全長10.5kmあります。ソメイヨシノやエゾヤマザクラなど約900本の桜が並び、中には松前町から寄贈された桜もあります。

力士若勇碑(りきしわかいさみのひ)

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桜並木を歩いていると一つの石碑を発見しました。素人相撲の猛者・若勇関の記念碑です。本名は前谷省三さんと言い、大正2年に富山県から入植し桜並木のある新川地区の農業の基盤を築きました。また旧琴似村の議員としても活躍しており、新川地区で暮らすご子孫の家にその姿(遺影)が今も掲げられています。
力士として議員としてマチに力を与えた功績は、時代を越えて語り継がれる物語です。

天狗橋(てんぐばし)

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続いて佐久間さんが案内してくれたのは桜並木の中間地点にある「天狗橋」です。明治45年頃の架橋工事を請け負った棟梁・堀内清四郎さんの鼻が天狗のように高かったことに由来します。
堀内さんは明治8年、北海道に最初に来た屯田兵の1人で「琴似屯田歴史館 資料室」に記録が残っています。
開拓期の札幌にやってきた“天狗”の技は、時代を越えて今も橋と共に人々の暮らしを支え続けます。

新川さくら並木の植樹を手がけた方の想い

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「新川さくら並木」は平成生まれです。手稲地区の並木は平成4年に、新川地区の並木は平成12年に完成し、合わせて全長10.5kmになりました。「直線としては日本一の長さの桜並木」と言われるようになりましたが、造り上げたのは地域の皆さんです。
植樹を手がけた坂田好男さんは「(おそらく)日本一の直線の桜並木、このあとも長く続いてほしい。10年20年経ったら、またすごい桜並木になると思う。」と話していました。

この春、時代は平成から令和へ。新川の桜並木もまたひとつの“時代を越えた物語”となっていきます。