どさんこワイド179

どさんこレコーダー〜小さな村の駅そば

2019年5月22日(水)

どさんこレコーダー〜小さな村の駅そば

  • どさんこレコーダー
北海道のある場所を定点観察する企画「どさんこレコーダー」。今回は全国的にも有名な音威子府村の「常盤軒」に密着しました。

常盤軒

【場所】JR音威子府駅構内
【営業時間】10:30〜無くなり次第終了
【定休日】水曜日・木曜日(5月は水曜日のみ)
  • どさんこレコーダー
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創業80年以上、北海道で最も人口が少ない道北・音威子府村にある全国からファンが訪れる名店で、お店はJR音威子府駅の中にあります。

お店は午前10時半に開店します。三代目・西野守さんは83歳、大学卒業後そのまま跡を継ぎ、60年もお店に立っています。
“日本一の駅そば”と言われていることについて伺うと「僕も恐縮している」と言います。

三代目の奥様が怪我をしてしまいしばらくお店を休んでいましたが、先月8カ月ぶりに営業を再開しました。
そばの皮ごと挽いた風味豊かな“黒そば”と昆布と煮干しの秘伝のつゆ、ここだけの一杯を求めて多くの人が訪れます。
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“駅そば”といえど訪れる人のほとんどが車でやってきます。道内で最も人口が少ない村とあって列車は2時間に1本程だからです。
それでもたまに列車で来る人もいます。この日は札幌から常盤軒の黒そばを食べに1人の男性がやってきました。「1回食べてみたかった。美味しいです。」という男性、おかわりもしていきました。
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同じく列車でやってきた北海道一人旅中のフランス人男性。常盤軒の評判を聞いて来たのかと思いきや、旭川から札幌に向かう予定が逆方向の列車に乗ってしまったそうです。
列車が来るまで黒そばで腹ごしらえ、思いがけず降り立った村の蕎麦が一つの思い出になりました。
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名寄市から来た70代夫婦は、蕎麦を食べる以外にも“83歳のおじいさんが一つのことに打ち込んでいる姿を見たい”とお店を訪れました。旦那さんが10年前に体調を崩し「一つの誇りみたいなものを感じますよね。元気なことに感動する気持ちを忘れてしまっている。」と話していました。
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滝川市在住のご家族は、昨年まで道内の道の駅全駅制覇を毎年していましたが、体調を悪くしてしまったそうです。この日はどうしても三代目に会いたいと息子さんの車に乗せてもらって車椅子でやってきました。お店の名物そばは「美味しい、美味しい、昔から変わらないよ、美味しいですよ。」と絶賛していました。
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三代目・守さん:仕事しないよりはしたほうが良いですね。やっぱりお客さんの顔を見りゃ嬉しいですよ。まぁ、やれるだけやりますよ。
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