どさんこワイド179

どさんこネイチャー“海鳥たちの楽園・天売島”

2019年7月2日(火)

どさんこネイチャー“海鳥たちの楽園・天売島”

北海道の自然の魅力に迫る新企画「どさんこネイチャー」。今回は羽幌町の沖合に浮かぶ天売島の自然をご紹介しました。どさんこネイチャー隊員はあまやひでおきさんです。

約100万羽の海鳥が生息する天売島

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人口約300人が暮らす天売島の西側には100mを越える断崖が続き、海鳥たちにとって絶好の繁殖地になっています。島には全部で8種類、約100万羽の海鳥が生息しています。
天売島在住の自然写真家・寺沢孝毅さんが島を案内してくれました。
ケイマフリ
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繁殖期の今、世界的にも希少な海鳥・ケイマフリを見ることができます。昨年の島内生息数は409羽で「海のカナリア」とも言われる綺麗な鳴き声が特徴です。
今しか見ることのできない、ケイマフリが“求愛”の声を上げる貴重なシーンをカメラに収めることができました。
ウミガラス(オロロン鳥)
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島にはさらに希少な海鳥がいます。昨年はわずか58羽しか確認されなかったウミガラス(別名:オロロン鳥)です。国内では天売島が唯一の繁殖地です。
戦前には4万羽生息していたことが確認されていますが、気象変動・漁業活動による混獲・餌資源の減少・観光による影響などが理由となり、2002年には13羽まで減っていました。

1980年代からは地元の方が協力して保護活動を開始。スピーカーから鳴き声を流したり、デコイと呼ばれる鳥の模型を並べることでウミガラスを誘い込み、絶滅をなんとか食い止めてきました。その甲斐あって近年は増加傾向にあります。
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2003年からは環境省による保護増殖事業も実施され、巣棚の中にカメラを設置して巣立ち数・卵の数・飛来数をモニタリングしています。今年は6月24日(月)にヒナの姿を確認しており、今年はすでに61羽の生息を確認しています。
ウトウ
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天売島は海鳥・ウトウの繁殖地としても世界一と言われています。
日が暮れると、数十万個もある巣穴へ80万羽とも100万羽とも言われるウトウが一斉に帰ってきます。魚をくわえて時速80kmのスピードで飛んでくる様子は今の時期だけの自然の絶景です。
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