どさんこワイド179

歴史探訪!てくてく洋二〜札幌は水の都だった?!

2019年10月2日(水)

歴史探訪!てくてく洋二〜札幌は水の都だった?!

  • 札幌の歴史を歩いて探訪!てくてく洋二〜札幌中心部編
北海道の知られざる歴史を、木村洋二アナウンサーと専門家が歩いて辿るコーナー「てくてく洋二」。今回は「『水の都・札幌』の証を見つけよう!」をテーマに、札幌中心部を探訪しました。
案内人は「北海道総合地質学研究センター」シニア研究員・宮坂省吾(せいご)さん、日本地質学会・北海道支部にも所属しています。

北海道大学植物園

【住所】札幌市中央区北3条西8丁目
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札幌中心部のオアシスとも言える「北海道大学植物園」では、1000年以上前、擦文(さつもん)文化期(本州の奈良時代や平安時代)の竪穴住居跡や土器が発見されています。

かつてこの場所には大きな泉があり、アイヌの人々は泉を「メム(湧泉池・泉池の意味)」と呼んでいました。泉からは川が流れ、そこにサケも遡上・産卵していました。
現在の植物園にある泉は人の手で復元したものですが、大正時代までは大量に水が湧いていたと言われています。

札幌は豊平川の扇状地上に街が発展しました。明治初期の札幌中心部の地図を見ると至るところに川があったことが分かります。
泉や川が井戸代わりの水をもたらし、札幌の最初の街づくりを支えました。

偕楽園(かいらくえん)緑地

【住所】札幌市北区北7条西7丁目
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明治4年に造られた札幌最古の都市公園「偕楽園」の跡地が公園として整備されています。当時は道内初のサケ人工ふ化施設等もありましたが、現在は「清華亭」という建物のみが残っています。
清華亭
【住所】札幌市北区北7条西7丁目
【観覧時間】9:00〜16:00
※見学無料
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偕楽園緑地内にある札幌市指定有形文化財に指定されている建物で、明治13年に貴賓接待所として建てられました。その翌年には明治天皇が視察に訪れ、景色を眺めてメムの水を使ったお茶を飲まれています。

北海道大学

【住所】札幌市北区北8条西5丁目
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偕楽園緑地の北隣にある北海道大学にもかつて川が流れていましたが、今は人工の泉で川を復元しています。昔はもっと深い川で、大正から昭和の初めまではサケが遡上していました。
北大構内では、約400年前のサケを獲る施設の“木の杭”が発掘されています。

北大埋蔵文化財調査センター

【開館時間】9:00〜16:30
※見学無料
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竪穴式住居の中で見つかった約1000年前のサケの骨などを見ることができます。骨の状態から、サケを調理して食べていたことが分かっています。

さらに、続縄文時代(約2300年〜1300年前)の遺跡が現在の北区北6条西4丁目〜5丁目付近から見つかり、2000年も前からサケを獲り加工までしていたことが発掘調査によって明らかになっています。
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