どさんこワイド179

北海道100年物語〜釧路市で145年続く、皇族御用達の更科蕎麦

2019年10月25日(金)

北海道100年物語〜釧路市で145年続く、皇族御用達の更科蕎麦

北海道で長年愛されるものやお店の魅力に迫る「北海道100年物語」。今回は創業145年、皇室御用達、そして釧路市民に愛され続ける老舗蕎麦店をご紹介しました。

竹老園 東家総本店

【住所】釧路市柏木町3-19
【電話番号】0154-41-6291
【営業時間】11:00〜18:00
【定休日】火曜日
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釧路市内で「東家」と名の付くお蕎麦屋さんは21軒あります。その総本店である「竹老園 東家総本店」にお邪魔し、五代目店主・伊藤純司さんに案内していただきました。
まるで老舗の旅館や料亭のようなお店は、二代目が隠居のために建てた屋敷で、素敵な庭園を眺めながらお蕎麦をいただくこともできます。
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お店は明治7年、ニシン漁で活気づく小樽で「夜啼きそば やまなか」として創業しました。
明治45年、屋号を「東家」と変え、函館から釧路に移り、お店を構えました。小樽、函館、釧路、蕎麦一筋に商売を続けてきました。
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145年の歴史の中で、上皇上皇后両陛下をはじめ、秋篠宮殿下など皇族の方々が訪れ、こちらの蕎麦を召し上がっています。
昭和29年に昭和天皇がいらっしゃった時に蕎麦のおかわりをされており、当時対応した三代目・徳治さんは、昭和天皇がおかわりされることは珍しいと非常に感激したそうです。
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    ●特製品コース(4品) 2900円
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    ●蘭切りそば 単品900円
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    ●かしわぬき 単品670円
珍しいお蕎麦のコースをご紹介しました。お店の名物蕎麦4種類を食べ比べできます。それぞれ単品でいただくことも可能です。
「蘭切りそば」は昭和天皇がおかわりされた、水は一切使わず卵だけでつないだ細い蕎麦です。しっかりしたコシとつるんとした喉ごしが特徴です。
「かしわぬき」は温かいかしわそばから蕎麦を抜いたもので、酒の肴として江戸の蕎麦文化で親しまれて来た一品です。
蘭切りそばに抹茶を入れた「茶そば」や、クロレラで色を付けた蕎麦を生姜や酢で〆た「そば寿司」もいただけます。

●茶そば 単品1000円
●そば寿司 単品740円
釧路では蕎麦は“緑色”?
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釧路には、クロレラの粉末で色を付けた“緑色の蕎麦”を食べる文化があります。
ルーツは明治13年創業、東京の老舗「かんだやぶそば」と言われています。
新そばの時期には蕎麦が緑色になりますが、時間が経つと茶色になってしまうため「香り高い新蕎麦を見た目だけでも再現し、年中提供したい」と緑色を付けたのが始まりです。
その文化を「東家」が守り続け、地域に根付き、釧路の蕎麦は緑色が一般的になったと言われています。
明治時代から受け継ぐ伝統の味、これからの思い
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五代目・伊藤純司さんに伺いました。

純司さん: 蕎麦屋ですので美味しい蕎麦をお客様に提供するのが一番だと思っております。技術もしっかり守りつつ、また後世に伝えていくということが今の私どもの責務と思っております。