どさんこワイド179

医師・看護師・薬剤師100人に聞いた!風邪の予防法と治し方

2019年11月29日(金)

医師・看護師・薬剤師100人に聞いた!風邪の予防法と治し方

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本日の特集は、医師・看護師・薬剤師、医療のプロ100人にアンケートをとり、すぐに実践できる風邪予防と治し方をご紹介しました。スタジオに東苗穂病院の副院長・星野拓磨先生をお招きして、詳しいお話を伺いました。

ドクターの風邪予防

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☆診察中に、こまめに「緑茶」を飲む(60代内科医 男性)
☆「緑茶」でうがいをする(50代内科医 男性)
緑茶は風邪予防に効果があるのか、星野先生に解説してもらいました。
星野先生:緑茶にはカテキンが含まれていて、抗菌作用・殺菌作用があるので、こまめに飲むことはとてもいいです。より重要なのは、緑茶を飲むことではなく『こまめに水分をとること』。水でこまめにうがいをすることでも、十分な予防効果があります。

水分補給やうがいは20分に1回するといいそうです。風邪のウィルスを喉にとどめない、ウィルスを体に入れないことが重要だと教えていただきました。

看護師の風邪予防

☆帰宅後、すぐに「シャワー」に入る(30代看護師 女性)
“体に付着した菌を洗い流す”“冷えた体を温める・加湿する”ことは風邪予防につながります。ただ、湯冷めしないよう気をつけなければいけません。風邪をひいた時はお風呂に入らない方がいいと聞きますが、症状が軽ければいつも通り入っていいそうです。ただ、「38度以上の高熱」「吐き気や下痢の症状がある」「頭痛がある」場合は控えた方がいいです。

☆朝起きたら「ストレッチ」をする(40代看護師 女性)
体を温めることが大事。ストレッチをすると腸が伸びて、腸の動きが活発になります。免疫力の70%は腸にあるので、風邪予防につながります。お腹をマッサージするだけでも腸が活発になるので効果があります。

インフルエンザの新発見

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☆インフルエンザには「まいたけ」が良いらしい(50代内科医 男性)
富山大学などの研究により、マイタケに含まれる独自成分が、インフルエンザウィルスを減少させる、抑制させる効果があることが判明しました。ただし、マウスを使った実験でのこと。人間にどこまで効果があるかはまだ謎とのことです。マイタケに秘められたパワーに注目が集まっています。

今年のインフルエンザは、過去5年で最も早い流行と言われています。インフルエンザにかからないためには、手洗い、うがいをすることが最も大事です。こまめに水分をとり、手を洗う時は最低でも20秒洗うことが大切です。

薬剤師オススメの対処法

☆喉が痛い時には「マヌカハニー」をなめる(20代薬剤師 男性)
マヌカハニーとは、ニュージーランドに多く生息する“マヌカ”という、ハーブの木からとれる希少なハチミツのことで、ハチミツの王様と呼ばれています。通常のハチミツよりも強い抗菌作用を持ち、マヌカハニー特有の成分が入っています。ビタミンやミネラルも豊富に含まれているので、栄養素が非常に高いハチミツです。ドラッグストアなどで売っていて、最近ではのど飴にもなっています。
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風邪をひいた時に食べるもの

医療のプロの皆さんが風邪をひいた時に「どんなものを食べているのか」をランキング形式でご紹介しました。
第3位 うどん(16票)
「食欲がなくても食べやすい(30代看護師)」という意見がありました。消化が良いので、胃や腸にも負担にならず、体も温められます。
第2位 果物(24票)
特に“みかん”を食べるという方が多くいました。ビタミンと水分を補えるので良いそうです。免疫力を高める作用もあるので、風邪をひいた時ではなく、日ごろから食べるようにした方が効果的です。
第1位 しょうが(28票)
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胃腸の働きを活発化し、体を内部から温める成分があります。体が温まることによって免疫力UPにつながります。様々な料理に使用でき、うどんやスープにも使えます。

体調が悪い時でも、体に無理がない程度に食事をとることは大切です。水分をキチンととり、温かいもの・消化にいいものを食べるといいそうです。
星野先生:手洗い、うがい、加湿をすること、マスクを着用し菌をもらわないこと、この基本はとても大事。これをこまめにするようにしてください。
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