どさんこワイド179

どさんこネイチャー“冬の支笏湖の水中世界”

2021年2月9日(火)

どさんこネイチャー“冬の支笏湖の水中世界”

  • どさんこネイチャー“冬の支笏湖の水中世界”
北海道の自然の魅力に迫る企画「どさんこネイチャー」。今回は真冬の支笏湖を舞台に、神秘的な水中の世界を水中ドローンで撮影した映像を含めてお届けしました。大変貴重な映像も撮影成功しました!

七条大滝(苫小牧市)

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岩肌から浸み出し、時間をかけて凍り付いた樽前山からの伏流水が、奇跡的ともいえるような真冬の造形美を創り出していました。

支笏湖(千歳市)

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七条大滝から西へ2kmのところにある北海道で3番目に大きな湖です。真冬でもほとんど凍ることの無い、国内最北の不凍湖で、水質は11年連続日本一になったこともあります。
支笏湖ダイビング&アクティビティ オーシャンデイズ
【お問合せ】080-9325-6507

極寒の湖の中にはどんな世界が広がっているのでしょうか。番組のリポーター・あまやひでおきさんが人生初のダイビングに挑戦しました。
支笏湖は通年でダイビングができる珍しい湖です。
  • どさんこネイチャー“冬の支笏湖の水中世界”
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取材した日の気温は氷点下9度、水温は2度と非常に寒い日でした。
断熱性のドライスーツを着用し、ベテランダイバー・板谷貴文さんによる万全のサポートのもと、水中の世界へ向かいました。
行先は湖岸から80mほど離れた、初心者の体験ダイビングも行われる場所です。
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    湖の底には秋に散った落ち葉が積もっていました。
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水深7mまで進むと木々が見えてきました。「太古の森」と呼ばれていて、プランクトンがいないので木が腐敗しないそうです。なかには樹齢100年の木もありました。
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水中で目の当たりにした透明度と水質の良さ。その理由を、環境省 支笏洞爺国立公園管理事務所の塚本康太さんに伺いました。
支笏湖は水中の栄養分が少ない「貧栄養湖」に分類され、年間を通して水温が低く、微生物も増えすぎないことから水質が良好に保たれています。
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支笏湖は、約4万年前の火山活動によって生まれました。その太古の火山活動の痕跡が水の中に残されていました。
水中にそびえる「柱状節理」は、まるで古代遺跡のような自然の造形です。
  • どさんこネイチャー“冬の支笏湖の水中世界”
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支笏湖は国内で2番目に深い湖で、湖底はほぼ平らになっているそうです。
今回、特殊な水中ドローンを使って人間では辿り着くことのできない湖の深みを覗いてみました。
  • どさんこネイチャー“冬の支笏湖の水中世界”
    光がなんとか届く水深50m。いつの時代のものなのか分からない古い木がありました。
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    何かの“骨組み”にも見えます。
  • 水深およそ80m
    水深約80m、広がるのは“未知の世界”です。
  • 国の調査
国の調査によると、水深350m付近の平らな湖の底に、高さ20m程の山がある可能性があることが分かっています。
今回は辿り着けなかった水深300m越えの世界、いつか明らかにしてみたいですね!
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