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歩いて歴史探訪!てくてく洋二〜北広島編

2022年1月17日(月)

歩いて歴史探訪!てくてく洋二〜北広島編

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北海道の知られざる歴史を、木村洋二アナウンサーと専門家が歩いて辿るコーナー「てくてく洋二」。今回はいま注目されているマチ・北広島市を巡りました。
案内してくださったのは、街歩き歴30年・杉浦正人さん。札幌はもちろん、隣町・北広島のこともよく知っているお方です。今回はアシスタントに村雨美紀アナも参加しています。

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明治17年、広島県人の入植により拓かれた北広島。去年発表された「本当に住みやすい街大賞」では新さっぽろ、西28丁目に次ぐ第3位。さらに住宅地の「地価上昇率ランキング」では道内トップに踊り出るなど、いま最も注目されています。

今回は“北広島発展のカギは不屈のチャレンジ精神”をテーマに、北広島の発展を支えた「チャレンジ精神」を紐解きました。
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昭和28年に札幌-千歳間34.5キロを、わずか1年余りで完成させた国道36号、通称:弾丸道路。
ブルドーザーなど約200台の建設重機を使用し、当時主流だった“コンクリート舗装”ではなく“アスファルト舗装”に挑戦した結果、1年という超ハイスピードで完成。この道路の整備の仕方の先駆けとなりました。
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弾丸道路ができる前に交通の要だった場所、島松へ向かいました。明治時代の移動手段は馬車だったため、旧国道36号には中継地点となっていた「旧島松駅逓所」があります。「Boys,be ambitious」は札幌農学校の初代教頭だったクラーク博士が帰国する際、島松駅逓所に見送りに来た学生に言い残した名言です。
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“寒地稲作の祖”と称される偉人・中山久蔵は島松で、道南以北では不可能と言われた米作りに挑戦した結果、明治6年に見事「赤毛」という品種の収穫に成功しました。その裏には、昼夜問わずお風呂のお湯を水田に入れるなど、寒い土地で米作りするための大変な努力とチャレンジがありました。

さらに水田を作るのに適した地形だったことも成功の要因と言われています。
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自宅としても使われていた「旧島松駅逓所」には、中山久蔵に関する貴重な資料が展示されています。

「赤毛」は明治維新の指導者としても有名な大久保利通からも称えられました、“ななつぼし”や“ゆめぴりか”の先祖にあたる、いわば道産米の原点とも言えるお米です。その赤毛を未来へ繋げていく活動も行われています。
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続いては、その米作りが普及していったワケを探りにマチの中心部へ向かいました。

貯蔵場所として米作りを支えた“島松軟石”。当時造られた軟石の建物はいまも市内に点在しています。
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採掘していた跡地が旧島松駅逓所の近くに残っています。島松はアイヌ語で「岩石のあるところ」という意味で、昭和30年代後半まで軟石が切り出されていました。

久蔵庵

【住所】北広島市島松112-11
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去年12月にオープンしたおそば屋さんにも“島松軟石”が使用されています。極力内壁を見てもらえるように、装飾品などは控えているそうです。

店主の平松一馬さんは、素人そば打ちの全国大会で最高位の「名人」を取得した方。メニューは「手打ちそば」一択です。
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    ●手打ちそば 1300円

竹村商店

【住所】北広島市中央3丁目1-3
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再びマチの中心部へ。広島村時代から生まれ育ったという方に会いに行きました。一昨年、創業80年を迎えた老舗の酒屋「竹村商店」の3代目、竹村画二さんです。住んでいるうちの村から町になり市へ、急激にマチが大きくなっていく感じがしたそうです。
竹村さん:町から市になった時も30年弱かかり、ちょうど市になってからボールパーク開業までも30年弱と節目で。ボールパークの開業は僕だけじゃなく周りの人たちも楽しみにしています。
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