札幌テレビ 番組審議会

  • 番組審議会とは、放送法で「放送事業者は放送番組の適正を図るため、放送番組審議機関を置くものとする」(放送法第6条)と設置を義務づけられた機関です。
  • 札幌テレビ放送では、ほぼ毎月1回ずつ年に10回、番組審議会が開催され、テレビの放送番組の内容や放送に関する問題について審議が行なわれています。
  • 番組審議会でのご意見は、番組モニターの方のご意見とともに、STVテレビで毎月第2日曜日放送の「ハイ!STVです」でもご紹介していますのでご覧ください。

「どさんこドキュメント2016 追跡 台風被害」について

1.日 時

放送番組審議会photo1
平成29年1月24日(火)
16:00 〜17:35

2.場 所

放送番組審議会photo2
STV放送会館アネックス7階A会議室

3.出席者

放送番組審議会photo3
[審議会委員]
濱田    康行    委員長
大谷    喜一    副委員長
乾      ルカ     委員
佐藤    寛子    委員
島津    勝一    委員
相馬    道広    委員
八木   由起子  委員
依田    裕彦    委員

[会社側代表]
島田    洋一    代表取締役会長
今田    光春    常務取締役報道局長
萬谷   慎太郎  取締役編成局長
石部    善輝    取締役経営計画室長
加藤    尚道    制作局長
図書    嘉幸    コンプライアンス推進室長

[会社側参与]
越後谷  享史   報道局報道部長

[特別出席]
山内    康次    報道局報道部マネージャー
           
[事 務 局]
図書    嘉幸    コンプライアンス推進室長
東郷    達郎    コンプライアンス推進室考査ライツ部長
岡嶋   真理子  コンプライアンス推進室

4.議題

(1)「どさんこドキュメント2016 追跡 台風被害」について
(2)BPO報告及び12月・1月の視聴者対応状況等について

5.議事の概要

平成28年度第8回STV番組審議会が1月24日(火)に開かれ、STV制作の報道特別番組「どさんこドキュメント2016 追跡 台風被害」(昨年12月29日放送)を議題に審議がおこなわれました。委員からは、以下のようなご意見ご指摘をいただきました。

◇2016年の道内ニュースを振り返り、締めくくる報道特番として、夏の台風被害の検証は極めて妥当であり、真正面から向き合った力作と感じた。
◇「被災地の今はどうなっているのか?」という視聴者が気づかない部分や、行政が災害弱者への目配りができていなかった面を、ポイントを抑えながら分かりやすく見せ、見ごたえがあった。
◇模型説明による水害のメカニズム説明や、過去の歴史映像、地図の対比、空撮など、テレビじゃないとできない作りでわかりやすくなっていた。

◇復興に向け、同じ農家でもそれぞれの姿勢やりかたが違うことが見られ、いい取材だった。
◇現状はよくわかったが行政がどう改善していくのかが加わればよりよくなった。

◇国、北海道、政治家らは「一生懸命、復興作業をやっています」という話だったが、発生から4か月経っても復興が進んでいないことがあきらかになった。行政の対応に疑問を感じた。まだ取り残された河川が他にもあるかも知れず、この問題は引き続きフォローをしていく必要がある。

◇開発局幹部への取材で「浸水想定区域が見落とされていたのはなぜか」「それはどうしてか」と記者が繰り返し追及するシーンがあるが「よくぞ聞いてくれた」との思いがした。
◇一方で、全体的に役所に対するコメントが厳しいとも感じた。正義を振りかざして糾弾している印象だった。被害に会われた方から見ればどうしても批判的な視点になるが、行政の担当者にもいろいろ事情があると思う。その辺はイーブンにフォローしてほしかった。
◇被災地に来た議員、知事のコメントなどからどうしても「行政の対応が遅い」「不誠実」という印象になる。しかし実際には議員は早く動いていたし激甚指定も早かったと思う。企業でなにか起きるとコストを考えずに対応するが、行政は税金なので丁寧に対応する。ここが抜けてしまうと予定調和の番組になってしまう。
◇とは言え、報道取材として大きな力に屈せず情報を届ける姿勢は買いたい。

◇行政が被害地を査定する映像があったが、何をどう査定しどう補償するのかが気になった。そのあたりも取り上げてほしかった。

◇2部構成とのことだったが、2部に分ける必要があったのか。「行政を厳しく見守る」という大きなひとつの流れとしてまとめてもよかったのでは?
◇タイトルをもう少し練るべきだった。前半部の「見過ごされた河川」では番組を十分伝え切れていない。見過ごされていたのは「安全」だったのではないか。また、後半タイトルの「土と水とどん底」も、初めてみた視聴者にどれだけ伝わったか疑問。

◇以前審議した番組と同じ2人の農家が出てくる。同じ人を定点観測するのはありだと思うが、映像が若干重複していた。新しい素材も追加され、4ヶ月経過していることは認識できたが、見る人によっては同じ映像で違和感があったのではないか。

◇記者によるナレーションは最初違和感あったが、番組が進むにつれ重みが伝わった。ただ宮永アナのままでもよかったのではないか。聞きづらいわけではないが粗い印象があった。
◇最後に札幌の夜景をバックに2人のキャスターが立つ意図がよくわからなかった。

◇ドキュメンタリーであってもデータ放送が愉しめれば、子どものいる家庭では有効だと思う。
◇テロップが見難く感じた。取材を受けた方には高齢者が多いはず。彼らが見ることも考えるともう少し大きくしてもよかった。

◇激甚と共済での補償の話が出てきたが、5割補償には否定的な内容だった。保険は厳格に条件を決めておくべきもの。そうじゃないと保険が成立しない。作付けしていないものに補償ができないのは当然のことだ。

◇役人が視察している背後から岩田さんが歩いてくるのは不自然。「岩田さんは蚊帳の外です」とのナレーションだったが、その後では査察官と話しており、若干作為的に感じた。

この後、編成局から2月放送予定の単発番組についての説明があり、最後に12月・1月の視聴者対応報告とBPO報告などが行われ番組審議会を終了しました。
次回、平成28年度第9回番組審議会は、平成29年2月28日(火)に開催を予定しています。

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