札幌テレビ 番組審議会

  • 番組審議会とは、放送法で「放送事業者は放送番組の適正を図るため、放送番組審議機関を置くものとする」(放送法第6条)と設置を義務づけられた機関です。
  • 札幌テレビ放送では、ほぼ毎月1回ずつ年に10回、番組審議会が開催され、テレビの放送番組の内容や放送に関する問題について審議が行なわれています。
  • 番組審議会でのご意見は、番組モニターの方のご意見とともに、STVテレビで毎月第2日曜日放送の「ハイ!STVです」でもご紹介していますのでご覧ください。

NNNドキュメント’17 遠ざかる島影〜北方領土と安全保障〜

1.日 時

放送番組審議会photo1
平成29年2月28日(火)
16:00 〜17:20

2.場 所

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STV放送会館アネックス7階A会議室

3.出席者

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[審議会委員]
濱田    康行    委員長
大谷    喜一    副委員長
乾       ルカ    委員
佐藤    寛子    委員
島津    勝一    委員
相馬    道広    委員
八木   由起子  委員
依田    裕彦    委員

[会社側代表]
島田    洋一    代表取締役会長
根岸    豊明    代表取締役社長
今田    光春    常務取締役報道局長
萬谷   慎太郎  取締役編成局長
石部    善輝    取締役経営計画室長
加藤    尚道    制作スポーツ局長
図書    嘉幸    コンプライアンス推進室長

[会社側参与]
越後谷  享史   報道局報道部長

[特別出席]
早瀬    祐介    報道局報道部(番組担当ディレクター)
           
[事 務 局]
図書    嘉幸    コンプライアンス推進室長
東郷    達郎    コンプライアンス推進室考査ライツ部長
岡嶋   真理子  コンプライアンス推進室

4.議題

(1)「NNNドキュメント’17 遠ざかる島影〜北方領土と安全保障〜」について
(2)BPO報告及び2月の視聴者対応状況等について

5.議事の概要

平成28年度第9回STV番組審議会が2月28日(火)に開かれ、STV制作による全国ネット番組「NNNドキュメント’17 遠ざかる島影〜北方領土と安全保障〜」(2月12日放送)を議題に審議がおこなわれました。委員からは、以下のようなご意見ご指摘をいただきました。

◇『北方領土がなぜ返還されないのか?』、ロシア側の観点から端的に表現されており、『返還の困難』さが伝わった。
◇返還が困難な理由が、ロシア側からみた軍事的・防衛ラインにあるとの説明が地図などでわかり易く説明されていた。
◇もう少し放送時間をとって、ロシアの実行支配の不当性や、日本が自国の領土と主張する根拠を詳しく紹介してほしかった。
◇北海道のメディアが伝えなければどこも伝えない。北海道のテレビ局として領土問題を取り上げることは責務だ。進捗しないかもしれないが、それを伝え続けることも大事だ。
◇道内の若い人や全国の方々にとって、領土問題をわかり易く「地理的」「政治的」「歴史的」に俯瞰できる「入門篇」的な番組だった。逆に言えば、知っている人達にとっては「新しい発見」はあまりなかった。
◇北海道の放送局として「返還は難しい」「しょうがない」で終るのは納得しきれないものがあった。「島影が遠くなる・・・」と絶望だけに終わらせず、未来に向けた希望や打開策などを識者に伺うなど、もう少し突っ込んでほしかった。
◇昨年12月の首脳会談時の話を2ヶ月遅れで「再放送」をしているような印象を受けた。もう少し目新しさがほしかった。
◇元島民・古林さんの『なんらかの形で少しでも希望がかなえられるように』というコメントが印象に残った。
◇元島民にも意識の変化が出ている。そのあたりも突っ込んで取材してほしかった。
◇男性ナレーションが低く聞き取りにくく感じた。高齢者には聴き取りにくかったのでは?
◇日米安保条約の説明の中で「安保共闘」の映像は適切だったか疑問。この条約があるため返還交渉が上手くいかなかったとの印象操作に感じた。
◇元島民の返還にかける情熱な一体何なのか?ただ生まれ故郷に帰りたいだけなのか?70年以上もたって今なお何がそうさせるのか?そのあたりにやや違和感があった。伝える側もステレオタイプに陥っているのではないか。
◇構成順序も良く、適度な臨場感もあり、丁寧で無駄が少なかった。メディアの役割でもある「問題提起し視聴者に考えさせる」番組として、上手く作られていた。
◇このような良質な番組を、もう少し良い時間に放送できないのか、残念だった。
◇若い世代がどう考えているのか?など、他の世代の意見を取り入れてもよかった。
◇元島民の「老い」という切実な問題も提起されていたが、放送する側が『高齢化』だけを感情的に伝えてしまうと本質がズレてしまうように思えた。

この後、編成局から3月放送予定の単発番組についての説明があり、最後に2月の視聴者対応報告とBPO報告などが行われ番組審議会を終了しました。
次回、平成28年度第10回番組審議会は、平成29年3月28日(火)に開催を予定しています。

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