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旭岳 4人が無事下山 “冷静な判断”で救助待つ

10/19(木)「どさんこワイド179」
大雪山系旭岳で遭難した4人は、2日ぶりにきょう、無事救助されました。まる1日近く、冬山に取り残された4人が命をながらえたのは、最悪の環境下での冷静な判断でした。午前7時すぎ、道警のヘリコプターで救助されたのは、加藤昌彦さんと、妻の由美子さん夫婦。そして、外国籍の男女2人です。
加藤さんからの通報は、おととい午後7時40分ごろでした。旭岳の7合目付近で、下山中に登山道を外れ、遭難してしまったのです。自分たちでも居場所がわからず、警察などによる手探りの捜索が始まりました。しかし…
悪天候は翌日も続き、自衛隊や警察の捜索は難航を極めます。また、山の天気は変わりやすく、わずかな間でも、見えていた山頂が、すっかり見えなくなってしまうほどでした。それでもきのう午後6時まえー。遭難から実に22時間ぶりに救助隊が4人に接触できたのです。
(旭川東警察署・遠藤健一地域・交通官)「無事4人を発見し、保護したという報告を受けました」
マレーシア国籍の男性が、低体温症になっていましたが、全員意識はあり無事でした。冬山の装備ではなく、食料も十分にはなかった4人ー。それでも、生き延びられたのは、ぎりぎりでの4人の判断が大きかったといいます。
(道警山岳遭難救助隊・西村和隆救助対策官)「はいていた靴にビニール袋をかぶせて、靴がぬれないように、保温する、という措置をして救助を待っていた」
また、低体温症の男性についても、体温が奪われないように工夫していたといいます。
(西村和隆救助対策官)「雪の上に寝かせるのではなく、断熱シートのようなものを雪の上にひいて、その上に寝かせて、背中から体温を奪われない措置をとっていたことも、生存につながったのではないかなと思う」
軽装だったにもかかわらず、4人とも命をながらえた今回の遭難。あきらめずに、最善の対策を講じたことが、4人の生存につながりました。