約2割の企業が支給額増加 冬のボーナス!使い道1位は貯金・預金 百貨店では高単価な商品人気
12月10日は多くの民間企業や公務員などで冬のボーナスが支給されました。
百貨店では早くもボーナス商戦が本格化しています。
(マチの人)「手取りで数千円上がったくらい。正直支払いで消えます」
(マチの人)「少し上がりました。旅行とかに使おうかなと思って」
10日、多くの民間企業や公務員に支給された冬のボーナス。
札幌市によりますと、管理職を除く一般職員およそ2万3000人に支給されたボーナスは平均で76万8000円で、2024年より3万9000円増えました。
帝国データバンクによりますと、道内企業でボーナスや一時金などの賞与を支給するのは8割を超え、そのうち2割程度の企業が2024年より支給額が増加すると答えています。
(帝国データバンク札幌支店情報部 渡辺雄大部長)「今回一番目立ったのは農林水産。鶏卵・米・野菜の価格が非常に上がっているので、生産者に追い風が吹いているので、ボーナスを上げる要因につながっている」
札幌市内の百貨店です。
(向山記者)「こちらの百貨店ではボーナス商戦が始まっています。人気を集めているのは自分へのご褒美に、普段なら手が届きにくい価格の化粧品だということです」
この時期の人気はプレミアムスキンケア。
こちらは高級クリームなどのついた限定商品で、お値段およそ5万2000円。
(ランコム 竹山りかこさん)「値段がワンランク上のものですので、気になっていても手が出せないという方も、ボーナスもあって頑張って買ってみようという方もいらっしゃる」
ほかにもチェック柄が特徴のイギリス王室御用達カシミヤマフラーに、着るだけで血行が促進されて疲労回復が期待できるとされるパジャマ。
ボーナスが支給されるこの時期に、自分へのご褒美や大切な人へのプレゼントに高単価な商品が人気だといいます。
一方、民間の会社が行った冬のボーナスの使い道についての調査では「貯金や預金」が12年連続の1位に。
貯金や貯蓄など堅実な使い方をする人も多いようです。
2026年のボーナスの見通しはというとー
(帝国データバンク札幌支店情報部 渡辺雄大部長)「企業を取り巻く環境は、来年も人手不足・物価高がある程度継続。日銀が金融政策決定会合で追加利上げをするのではという見通しがでている。金利が上がれば企業の経営、利益に影響があるので、中小企業の経営環境が厳しいという風にとると、なかなか来年のボーナスが上がってくるのが難しいのかなと思う」
何かと出費が多いこの時期にうれしい冬のボーナス。
自分へのご褒美を購入するのか貯金や貯蓄にまわすのか、使い道はさまざまです。