提出した移動計画書は1枚 予定はポニーやアヒルなど 242頭は残されたまま ノースサファリ
9月末で閉園した「ノースサファリサッポロ」に対し、札幌市が求めていた動物の移動計画書が、提出期限の11月30日に提出されました。
(長岡記者)「閉園から2か月が経ったノースサファリサッポロです。ときおり動物たちの鳴き声が聞こえますが、人の出入りも少なく静かです」
市街化調整区域に無許可で建物を建てていたことが問題視され、9月末で閉園したノースサファリサッポロ。
(長岡記者)「キツネでしょうか、動物の姿が見えます」
11月末時点で園内には256頭の動物が残っています。
札幌市は建物の撤去に向け、運営会社の「サクセス観光」に対し、園内に残る動物のすみやかな移動を進めるための「移動計画書」の提出を求めていました。
提出期限となった11月30日、サクセス観光がメールで送信した「移動計画書」です。
計画書は1枚で、11月末時点の飼育数と12月の移動予定が記されていました。
移動するのはポニーやアヒルなど14頭のみ。
その中でサクセス観光は、「現時点で全ての動物の移動予定を確定するのは困難」としています。
12月末の段階で園内には242頭が残る予定で、市は今後も動物の移動状況を確認し、監視・指導を継続するとしています。
12/02(火) 05:11