【専門家解説】最大震度4「きょうは大きめの余震」引き続き地震と津波の備えを 北海道で津波注意報
地震の今後の見通しについて専門家に聞きました。
北海道大学の高橋浩晃教授です。
引き続き後発地震への注意を呼び掛けています。
(北海道大学 高橋浩晃教授)「12月8日のような大きな地震が起きると必ず余震が起きる。余震の中にときどき大きめのが混ざっていて、きょう起こったのはそういう地震。一方で後発地震注意情報では8日の地震よりもより大きな地震が起こる可能性が高まっているということなので、引き続き地震と津波への備えをお願いしたい。いま北海道は雪が多く降っていてなおかつ寒い状態となっている。すぐに暖かい格好をして外に出られる準備や持ち出し袋の中にカイロを入れておくなど寒さ対策をお願いしたいと思います」
改めて冬の備えの確認です。
冬の避難時に大切なのは「低体温症」を防ぐこと。
外でも室内でも体温を高く保つことが命を守るために重要です。
札幌市がホームページ上であったか装備として推奨しているのがこちらです。
防寒のための上着・帽子、厚手の靴下・手袋、体の保温のための使い捨てカイロは貼るタイプ・貼らないタイプ両方あると便利です。
加熱のためにカセットコンロや予備のガスボンベ、停電時の湯沸かしや料理にも使えます。
寝具は寝袋や毛布を。
さらに寝る時にもう1つ、段ボールやアルミシートがあると床からの冷えを防げます。
そして大事な食料は、水のほかに、温められる保存食、例えばスープ・ココア・レトルト食品などの温かい食事で体を温めると心も安らぎます。
12/12(金) 16:17