過熱するヤジで“緊急銃猟”「人をヒグマに…射殺を思いついたのか」議員が謝罪や再発防止求める 道議会
11月28日に開会した定例道議会。
泊原発再稼働の判断を焦点に議論が交わされていますが、議場で飛び交うヤジをめぐっても議論を呼んでいます。
(民主・道民連合 田中勝一議員)「最終的な判断の前にもっと多くの道民から意見を聞くべき」
(鈴木知事)「道民の声などについてしっかりと受け止め再稼働の判断の参考にする」
泊原発3号機について、再稼働の判断が焦点となる定例道議会。
鈴木知事は「原発の活用は当面取り得る現実的な選択」として容認の考えを表明し、12月2日も議論が交わされていましたが、議場で飛んだある“ヤジ”をめぐり、共産党の真下議員が議長に緊急要請を行いました。
(共産党 真下紀子議員)「人間をヒグマに例えるかのように発言しているもの」
事の発端は定例道議会が開会した11月28日。
(鈴木知事)「今定例会での議論を踏まえ『総合的に判断してまいりたい』と申しましたが、『最終的に判断してまいりたい』の誤りです。訂正させていただきます」
鈴木知事の答弁訂正について真下議員が反発。
発言の取り扱いが協議されていましたが…
(ヤジ)「いまこそ緊急銃猟だ」
議場内で発せられたのは、クマの捕獲を意味する「緊急銃猟」という言葉を使ったヤジ。
真下議員はこれを自らに向けられたものと受け止め、発言者の謝罪や再発防止を議長に求めたのです。
(共産党 真下紀子議員)「射殺するようなことを思いつかれたのかもしれませんけど非常にショックですよね」
再稼働にかかわる論戦のみならずヤジも過熱する道議会。
鈴木知事は最終判断に向けて、近く泊原発の視察や地元4町村の首長との面会を予定しています。
12/02(火) 18:50