北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 10月18日(火)

2022年10月18日(火)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●統一教会に「質問権」行使へ 文科省が方針
●夕張市浄水場の工事現場で土砂崩落 1人死亡
●東区死体遺棄事件 事件前にカラオケ店で面会
●知床事故集中捜索 骨のようなもの発見
●道内感染者1175人 全国1万4千人
●札幌市中心部に新たな集団接種会場設置
●ロシアがキーウにドローン攻撃 4人死亡
●英トラス首相 公約の大規模減税撤回
●女子中学生の自殺ほう助 さいたま市会社員を再逮捕
●「盤渓農場」きょうオープン
●円相場 一時1ドル149円台

●サッカー元日本代表 中村俊輔選手現役引退へ 今後は指導者の道へ
●パドレス・ダルビッシュ投手がリーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発へ
●プロ野球・阪神 藤波晋太郎投手が大リーグ挑戦 球団容認 
●陸上・サニブラウン選手が世界陸上報告会「ステップアップを」
●ファイターズ近藤健介選手がFA権行使へ 宣言残留も視野
●高校サッカー道予選 道大谷室蘭が2年ぶり4強 22日準決勝
●20日プロ野球ドラフト会議 道内有望株プロ注目

今朝の選曲

【5時台】
M「言えないよ/郷ひろみ」

【6時台】
M「ZUTTO /永井真理子」

【7時台】
M「コンガ/グロリア・エステファン」
  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト~八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 日本女子プロバスケプレーヤーパイオニア大神雄子 」

スポーツ界にはどの分野でも「パイオニア(先駆者)」と呼ばれる、
未知なる世界へ挑戦するアスリートがいます。
日本人メジャーのパイオニアと言えば野茂英雄さん。
日本人NBAプレーヤーのパイオニアと言えば田臥勇太選手などです。
そして、とりわけ日本のスポーツ界の女性アスリートに関しては
冷遇されてきた時代も長く、なかなかその扉が開かれない中、
それに抗うように奮闘した方も多くいます。

そんな一人と言っていいのが元女子プロバスケットボールプレーヤーが大神雄子さんです。
大神雄子さんは1982年10月17日生まれ、山形県山形市出身。
ポジションはポイントガード。
現役時代は鋭いドライブから女子では珍しいワンハンドの3Pシュートまで、
広いシュートレンジ・プレイエリアを活かし、自らも得点を重ねる攻撃型のポイントガードでした。
そのプレイスタイルと気取らない性格で非常に人気のバスケ選手でした。

バスケットボールを始めたきっかけは、大神さんが8歳の時、
お父様がバスケットボールの指導者で当時コーチ留学先だった
ロサンゼルスでNBAの地元チーム・レイカーズの試合を一緒に見に行き触発されたこと。
帰国後は山形第一中学を経て、1998年4月に名古屋短期大学付属高等学校
(現在の・桜花学園高等学校)に進学。
2年生の時には1999年インターハイ、国体、ウィンターカップという3つの大会を制する
いわゆる“三冠”を達成、3年間で7度の全国タイトルを獲得します。
その活躍が認められ2001年に、当時のジャパンエナジーJOMOサンフラワーズ(現ENEOS)に加入。
2012-13シーズン終了後に退団するまで9度のWリーグ優勝、
7度の全日本総合バスケットボール選手権大会優勝に貢献するなど、黄金期を牽引します。

彼女の転機となったのは2007年、日本国内女子選手として初となるプロ契約を締結。
さらにシーズン終了後は、今年町田瑠偉選手も日本人としては4人目として挑戦した
WNBAでのプレーを目指す事を表明。
フェニックス・マーキュリーとキャンプ参加契約を結び、翌2008年5月、開幕ロースター入り、
萩原美樹子さんに続く2人目の日本人WNBAプレーヤーとなり、
23試合で総得点56点を記録しました。
この「プロ」になるということは、バスケットボールのスキルと「大神雄子」という
個人のブランドだけで生活するということになります。
生き様やライフスタイルなども含めて自分を「商品」にするということは
今までの女子バスケットボールプレイヤーとしては未知の世界で、
そこに風穴を開けたという意味では後に続く選手たちの為にも
失敗できないチャレンジと言っていいでしょう。

そんな大神さんは日本代表としても長く活躍します。
2004年1月、仙台で行われたアジア選手権でアテネオリンピック出場権獲得に貢献し、
アテネオリンピック本大会では最年少の21歳で出場。
翌年以降も日本代表主力として2005年アジア選手権(4位)、2006年ドーハアジア競技大会(3位)、
2007年アジア選手権(3位)。
本大会出場はなりませんでしたが、2008年北京オリンピック世界最終予選に出場。
翌2009年アジア選手権では、3位で翌年の世界選手権出場権を獲得。
2010年世界選手権は最終順位10位でしたが、出場8試合で1試合平均19.1得点を記録し、大会得点王。
その後、広州アジア大会にも出場し3位に貢献。
2011年アジア選手権は3位決定戦でチャイニーズタイペイを破り、
ロンドンオリンピック世界最終予選出場権を獲得。
1試合平均11.2得点、2.2リバウンド、3.8アシストのスタッツを残し、大会ベスト5に選出されました。
そして、2013年のアジア選手権でも全7試合に出場し、43年ぶりの優勝と世界選手権出場権獲得に貢献。
翌2014年にトルコで開催された世界選手権は予選リーグ3試合にも出場します。

・・とここまでは順風満帆のバスケ人生かと思いきや、ここから彼女は苦しみを味わっていきます。
2009年2月、Wリーグの試合中、相手選手と接触し左手首を骨折。
5月、前年所属したWNBAフェニックス・マーキュリーからオファーを受けキャンプに参加したものの、
6月には戦力外通告を受けます。
その後再びJXサンフラワーズ(現在のENEOSサンフラワーズ)に戻りプレーした後、
2013年6月には12シーズン過ごしたJXを退団し、海外リーグに再び挑戦することを表明。
次のチャレンジの舞台に選んだのは、中国女子バスケットボールリーグの
山西興瑞に翌年2月までの期限付きで移籍。
中国女子リーグの日本人選手は3人目という快挙を成し遂げます。
更に当時の山西興瑞にはアメリカ代表のエース、マヤ・ムーアも所属していたという強豪で、
そんな中レギュラーシーズンでは全22試合に主力として出場し、
1試合平均33分の出場で8.2得点、3.5リバウンド、4.4アシストの成績を残し、
レギュラーシーズン1位に貢献します。更にプレーオフ・ファイナル4試合もほぼフル出場し、
1試合9得点、5.5アシストの活躍で優勝に貢献する活躍をしました。

ところがそんな折、2014-15シーズンに突如として、
中国リーグが外国人枠を撤廃したため山西興瑞とは契約ができず、
日本のWリーグも前シーズン終了後の5月に選手登録を締め切っているため、
なんと彼女は無所属となります。
更に、翌年この1年間所属がなかったことから、「体力的、技術的に落ちている」との理由で
代表候補から落選という経験もします。
2015年にはようやく、日本のWリーグトヨタ自動車アンテロープスに加入。
その後活躍をしますが、2017-2018シーズンをもって現役を引退し、
トヨタ自動車のコーチに就任。2018年には3x3女子日本代表のコーチを経て2022年オフ、
トヨタ自動車アンテロープスのヘッドコーチに就任しました。

そんな大神さんのことを現役時代はよきライバルとして、
北京オリンピックの時には日本代表の同僚として苦楽を共にした、
現山の手高校職員の船引まゆみさんにお話を聞くと、出会いが船引さん愛知学泉大2年、
大神さん桜花学園高校1年で合宿に来ていた時・・
とにかく何でも「女子では無理」と思われていた時代に
風穴を開けてきたジャンヌダルクのような方で、その前向きでパワフルな部分がプロ契約や、
海外挑戦にもつながっていたのではないかということでした。

そんな大神さん実は今、高校の体育の教科書で「バスケットボール」の教則部分に、
示されているプレーのモデル写真に使われているほどなんだそうです。
パイオニアたる存在の方には様々な困難が立ちはだかりますが、
それを乗り越える前向きな姿勢と不断の努力がその壁を突破できる原動力なのかもしれません。
指揮官となった大神さんにも注目したいです。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は油野純帆ANが担当
「ローカル情報発信!あぶらのチェック」
北海道生活が2年目の油野AN。179市町村のことをもっと知りたい!という
好奇心から、その週にピッタリのご当地情報を紹介する超ローカルコーナーです。
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」!ですが、少しマイナーチェンジします。
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
 

あさミミでは「もったいない」への取り組みを全力応援します!

北海道ライブあさミミでは、この秋からスペシャル企画始動します。
題して「 もったいない!プラスワン! 」
 
去年はリスナーの皆様の「節約」を全力応援してきましたが、
今年のキーワードは「もったいない」です。
普段の生活には「もったいない」と感じる場面が数多く潜んでいます。
みんなでその「もったいない」をひとつでも多く防いで行こうではないか!
という企画です。

例えば、
・旦那が捨てようとしていた歯磨き粉、開いたらあと2回分残っていた!
・息子が使わなくなったカバン、夫がその後10年使用。まだまだ現役です!
・今まで捨てていた大根の葉っぱ。レシピを調べたらものすごい数でびっくり!
など、日常生活で感じた・共有したい「もったいない」エピソードを
あさミミまでお寄せください。
この企画をきっかけに、生活に「もったいない」をプラスしていきましょう!
    
メール・FAX・おハガキでお待ちしています!
メール asamimi@stv.jp  FAX 011-202-7290
    おハガキ 〒060-8705 STVラジオあさミミ もったいない係
※こちらも毎週の「あさミミ粗品歯ブラシ」プレゼントの抽選対象です
 
あさミミでは今後も「もったいない」に関する様々な取り組み
ご紹介していきます!お楽しみに!
 
STVラジオをradiko.jpで聴く