ごきげんようじ

2023年度 Vol.3「ウポポイ(民族共生象徴空間)」

2023年7月29日(土)
  • HOKKAIDOLOVE
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 毎週道内のファミリー旅行や女子旅などにおすすめ
 の
スポットをご紹介する「HOKKAIDO LOVE!」。
 夏の北海道は魅力的なスポットが満載です。

 今回は「ウポポイ(民族共生象徴空間)」を
 ご紹介します。詳しいお話を、
 アイヌ民族文化財団の羽山亮太さん
に伺いました。

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   ウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌ文化の復興・創造等のナショナルセンターとして2020年7月に
   白老町にオープンしました。広大な札幌ドーム2つ分ほどの敷地の中に、アイヌを主題とした国立博物館や、
   見る・聞く・食べるなどアイヌ文化を五感で体感できる様々な施設があります。

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ウポポイでは8月5日から19日まで、たくさんの
夏休み特別企画が登場します。
8月11~13日までの3日間は「ウポポイキッズデイ」
を開催。ウポポイPRキャラクタートゥレッポんの生み
の親で絵本作家・イラストレーターのそらさんと
ウポポイスタッフが繰り広げる体験型ステージ
「トゥレッポんとアイヌ文化体験」をはじめ、
アイヌ文化を親子で楽しめるプログラムが満載。
アイヌの暮らしを紹介する紙芝居や、体を動かして
歌いながらアイヌの言葉で遊ぶ楽しいステージです。


そらさんの主な代表作は、JR北海道ICカード乗車券キタカのキャラクター「エゾモモンガ」、北海道観光PRキャラクター
「キュンちゃん」等があり、マルチに活躍されている作家さんです。北海道にお住いの皆さんはどこかで見かけたことの
あるキャラクターだと思います。
キッズデイの期間中にはこの他、豊かな自然に囲まれた園内の屋外ステージに上がって出演者と一緒に輪になってアイヌの
舞踏を踊るイベントや、簡単なアイヌ語を覚えて園内にいるスタッフとロールプレイを行うプログラム、大きなアイヌ語の
カードを使って楽しくアイヌ語の挨拶を覚えるプログラム、また園内にある博物館のライブラリでは今回特別にご用意した
アイヌに関する絵本や児童書をお楽しみいただく特別企画が登場します。

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8月中のウポポイは夜の8時まで営業して、
夏の夜を楽しむ特別イベントが登場します。
「ポロトコタンの夜」というイベントは、2020年に
ウポポイができる前に白老町のこの場所にあった
旧アイヌ民族博物館(しらおいポロトコタン)で
人気だった企画をウポポイバージョンで開催。
ご提供するアイヌのお茶や干し魚を味わいながら、
アイヌの伝統的な舞踊や楽器演奏をお楽しみ頂きます。
今回は初の屋外での開催となりかがり火に照らされる
夕暮れのステージは雰囲気が抜群です。8月5・12・
19日の夕方5時半から6時45分まで開催します。

同じく今回限定の夜イベントとして「アイヌ影絵 ノチウ コタン」を開催します。アイヌの伝統歌「ウポポ」を通じて
文化を発信するアーティスト「アペトゥンペ」と影絵ユニット「hoshifune」が共に作り上げる新しい影絵の舞台です。
この他、夜のイベントでは8月12日・19日に伝統芸能上演プログラム「イノミ」を公演します。アイヌの伝統を未来に
つなぐ公演で、カムイ(神)に感謝を捧げる儀礼イヨマンテの精神を軸としたストーリー性のある演出で行う特別演目です。
園内の大きなホールで臨場感と迫力にあふれた演出をお楽しみください。

またウポポイでは夏の期間中、毎日7時半から「カムイシンフォニア」という屋外プロジェクションマッピングショーを
開催しています。アイヌに伝わる創世神話を映像、音、光り輝くオブジェや樹木が連動した、ユニークでダイナミックな
演出をお楽しみいただけます。

更にウポポイ園内の国立アイヌ民族博物館では、8月20日まで特別展示を開催中です。
「”アウタリオピッタ”アイヌ文学の近代」と題して、アイヌの三大歌人といわれるバチラー八重子、違星北斗、森竹竹市を
取り上げ、彼らが残したノートや民具を展示資料として当時のアイヌ民族を取り巻く社会状況や歴史を振り返る展示です。

この夏はぜひウポポイで楽しんでください。詳しくはウポポイのホームページをご確認下さい。
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