ごきげんようじ

2023年度 Vol.2「北海道・北東北の縄文遺跡群」

2023年7月22日(土)
  • HOKKAIDOLOVE
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 毎週道内のファミリー旅行や女子旅などにおすすめ
 の
スポットをご紹介する「HOKKAIDO LOVE!」。
 夏の北海道は魅力的なスポットが満載です。

 今回は「北海道・北東北の縄文遺跡群」を
 ご紹介します。北海道には6つの遺跡があるんです。
 詳しいお話を、函館市縄文文化交流センターの
 学芸員、太田哲也さんに伺いました。

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  函館市縄文文化交流センターは、2011年に
  オープンしました。
  函館市内、特に南茅部地域で見つかった
  縄文時代の資料を数多く展示している博物館です。
  中でも国宝の「中空土偶」は精巧な作りと
  ほぼ全身がそろっている貴重な資料です。

  *ただいま土偶は北海道博物館の特別展示に
   貸出中で、レプリカ展示を行っております。
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交流センターの近くには2つの世界遺産があります。
「垣ノ島遺跡」はセンター隣に位置していて、
9万㎡を超える広い敷地面積の遺跡で、縄文時代
早期のおよそ9千年前から後期の3千年前にかけて
縄文人が住んでいたと考えられる遺跡です。
お祭りや儀式に使う道具や、国内最大級の
盛り土遺構が見つかっています。
またオーシャンビューが楽しめる散歩の場所としても
いい史跡公園となっています。

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 センターから車でおよそ10分の所には「大船遺跡」
 があります。縄文時代中期のおよそ5千5百年前から
 4千年前まで続いた大規模な集落跡の遺跡です。
 大きな規模の竪穴住居跡がたくさん見つかっており、
 そのうちのいくつかを復元・公開しております。
 背後には木の実が取れる山があり、丘を下ると
 すぐに海が広がり、近くには川も流れる場所です。
 秋になるとサケが遡上するので、この場所は大変
 暮らしやすい場所であったと考えられています。 


「垣ノ島遺跡」では、定時解説の時間が午前10時・午後1時・午後3時に、発掘体験は午前11時と午後2時に行われます。
発掘体験では実際に過去の発掘で見つかった本物の土器のかけらや石器に触れることができますので、夏休み中の
子どもたちにおすすめの体験講座となっています。*天気が悪い日は中止となりますのでご確認下さい。
定時解説の時間にどうしても間に合わないという方は、随時でも解説を行うこともありますのでお問い合わせください。
「大船遺跡」でも定時解説を午前10時と午後1時に行っております。

「函館市縄文文化交流センター」でもスタッフによる解説案内を行っております。事前に予約いただければスムーズに
ご案内できますので、ぜひお問い合わせください。
交流センターでは7種類の体験メニューがある他、8月12日には竪穴住居のジオラマ作りの体験講座を実施します。
竪穴住居の骨組み復元のジオラマを作るもので、夏休みの工作や自由研究などの課題にもおすすめの講座になっています。
こちらは事前申し込み制になっていますので、℡0138-25-2030またはFAX0138-25-2033でお申し込みください。
e-mailは jomon-center@jcc.jp で、こちらでは垣ノ島遺跡や大船遺跡に関する質問も受け付けております。
ぜひ夏休みに足を運んでください!

  
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