今回の名言は今年亡くなった樹木希林さんの言葉です。

娘の也哉子が告別式で昔、母に言われた言葉ですとお話ししていた中で知った言葉なんですが
人生訓というか、母から娘への教えだと思うんです。

とても希林さんらしい言葉ですよね。

希林さんの何を知るわけではないんですが、でも厳しさと飄々とした感じと
あと優しい所がとっても希林さんぽいなと思います。

驕らず人と比べずというのは、1人でいい気にならない
で、人と比べて自分を卑下しない。
もちろん他人も卑下しないという事ですよね。

これが名言だな、希林さんの言葉だなと思うのは
“面白がって…”と続くことでグラデーションのように明るいカラーに変わっていく。
たとえ困難があっても最終的には面白がって平気に生きればいい！
大丈夫！と言ってくれている気がする。

あと、面白がって平気に生きるという考え方は
希林さんの中の究極の礼儀なんじゃないのかなと思う。

楽しい事ばかりじゃないし、出会う人誰とでも愛しあえるわけではないんだけど
たくさん人が生きている中の1人なんだから私は面白がって平気に生きている事で
自分と直接関係の持つ事のない世間との関係性
関係のない世間との関係性というのを綺麗なものにしたいと思っているんじゃないのかなと思う。

だからとっても上品な生き方だなと思う。

でもやっぱり驕るし、人と比べちゃうし、面白がれないってこと、たくさんあるよね。

でも大丈夫。

平気に生きればいいのです！！

…というわけで、平気に生きて来年もまた会いましょう。

来年もよろしく！

Ｍ「風来坊」（小坂忠）