LIVE HOUSE タムラジオ

第49回“DoYou名言集”

2019年5月17日(金)

「みんなが特別でみんなが普通」by有吉弘行

今回の言葉はアンチ巨人で生粋の広島カープファン、
有吉さんに読売ジャイアンツを好きになってもらうというバラエティ番組
「有吉巨人」の中での言葉です。
有吉さんに巨人ファンの方々が巨人をプレゼンするんです。
で、好きになってもらおうというそういう番組なんですけど、
この言葉が出た回はTIMというお笑いコンビのレッド吉田さんが
プレゼンをしていました。
ジャイアンツのピッチャーで広島出身の田口投手が
いかに素敵な人物かを話していて、
その話しの中に田口投手のプロポーズエピソードというのがありまして
これがどんな話しかというと高校時代の後輩だった彼女と交際して
クリスマスイヴにディズニーランドのホテルでプロポーズをしたと。
素敵じゃないですかという話しなんですけど。
それに対して有吉さんが
「何も特別なことじゃない。全部の各家庭に素敵な話しがあるから。
こんなこと取り上げられても困る。」
そして「みんなが特別でみんなが普通なんだから」
と続けたんですね。

“ナンバー1にならなくてもいい元々特別なオンリー1
というSMAPさんの歌があります。
この歌詞のこの認識は僕も真理だな正しいなと思うんです。
でも有吉さんの言葉はそれを補完して強度を高めた言葉だなと思うんですね。
つまり「元々特別なオンリー1、みんながね。」って事です。
誰もが世界に1人しかいない特別な人であると同時に
その特別さっていうのがみんな持ってるものなんだよっていう認識ですよね。
この認識は平等というかフェアというか
僕はとてもいいなと思うんです。
有吉さんが言うと時に毒をはらんでしまうんですけど
僕はこの言葉は自分とそれ以外
自分と他人他者に対する想像力というものを感じる
すごく優しい言葉だなって思いました。

 

 

僕にとっては、普通の人、でもとっても特別な人です。

 

M「Her Mystery Not Of High Heels And Eyeshadow」(ジョナサン・リッチマン)

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