LIVE HOUSE タムラジオ

第41回“DoYou名言集”

2018年9月21日(金)

「言葉というのは何でもいいんですよ」by北方謙三

今月の名言はハードボイルド作家北方謙三さんの言葉です。

これは東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦さんの著書
「ソングフォーラブ」という1989年発売、20年前に出た本がありまして。

タイトルもいいんですが、帯に書いてある言葉もいい。
「一人っきりじゃないから愛がある」。
この本の中で谷中さんと北方謙三さんが対談している。
その対談の中で出てきた言葉です。

谷中さんがこんな事を言います。
「僕は博愛(広く平等に、分け隔てなく愛する事)をモットーにしているんですが、
言葉にすると偽善的で大仰なのかな」に北方さんはこう返します。
「でも言葉というのは何でもいいんですよ。
どういう言葉だって作れるし、言葉はどんな意味にでも解釈できる。
だから博愛が必要だと思ったら自分の生き方で示せばいい。
自分の博愛を作ればいい。言葉の問題ではない。
結局はその言葉にどういうリアリティを持たせるかが大切なんです。」
…深いですね。
言葉について語っている名言で
言葉は何でもいいですよというのは中々衝撃ですけど解釈するに
「言葉というのは何でもいいんですよ、その人のリアリティが込められていれば、
信頼できるものになる」という事だと思うんです。

だからこそ、言葉というのはそれを言う人によるなと思う。
同じ事を言っていてもその人によってグッときたり、こなかったり。

簡単に言うと、例えばこの「モットー博愛」という言葉を谷中さんが言うのと
覚えたての小学生が言うのはだいぶ違いますよね。
小学生がこれを言うと中々難しい言葉を知ってるね…くらいの印象です。
言葉というのは何でもいいんですよと言いながら、
言葉の意味をそれを扱う人と分かち難く結びついている。
で、それを扱う人によって重くも軽くもなるという事を語っている所が名言だと思うんです。

タムラジオも次郎くんのリアリティ込めていってくれよ!
東京から応援してます。

 

今日は谷中さんきっかけだったので
東京スカパラダイスオーケストラの曲をお届け。

レーベルを移籍して1発目にだしたアルバム「ARKESTRA」に収録されている曲。
このアルバムを出す時に加入したボーカリスト杉村ルイさん作詞の歌モノナンバー。
新しい事をはじめるその一歩を踏み出すバンドとルイさんの
リアリティが込められているそんなナンバーではなかろうか…

M「船出の街」(東京スカパラダイスオーケストラ)


 

  

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