【ファイターズ】江別市出身・常谷拓輝 努力でつかんだ”1軍への切符” 母からのエールも
北海道江別市出身の常谷拓輝選手が7月30日、育成契約から支配下登録を勝ち取りました。
翌31日に行われた会見で、常谷選手は喜びをかみしめながらも、力強く前を見据えていました。
ファイターズ 常谷拓輝選手
「びっくりしましたし、本当に素直にうれしいなと思います。
ここからがスタートなので、いま以上に気を引き締めてやっていきたい」
大学時代から、走・攻・守三拍子そろった内野手として注目を集めてきた常谷選手。
昨年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから育成1位で指名を受け、支配下登録という目標に向かう挑戦の日々が始まりました。
今年春の沖縄キャンプでは、誰もいないグラウンドで課題だった守備をコーチと黙々と磨く姿が。
少しでも1軍に近づくため、居残り練習を繰り返す毎日でした。
常谷拓輝選手
「充実した沖縄キャンプを送って、この先エスコン(1軍)で活躍したい」
3月にエスコンフィールドで行われたオープン戦では、巡ってきたチャンスでスタメン出場。
勝ち越しのタイムリースリーベースを放つなど存在感を示しました。
しかし、開幕前の支配下登録には届きませんでした。
シーズンが始まると、2軍施設・鎌ケ谷で汗を流す日々。
思うような打撃ができず苦しむ時期もありましたが、それでも前だけを見続けました。
常谷拓輝選手
「シーズンの最初は順調にいけていたが、打撃で自分の思うようなバッティングができない日が続いている。この壁を早く破りたい」
そして迎えた7月30日。ついに念願の支配下登録が決定しました。
背番号は3桁の「123」から「95」へ。
積み重ねてきた努力が、ついに実を結びました。
幼い頃から家の前で一緒にキャッチボールをし、バドミントンの羽を使った打撃練習にも付き合ってきた母・一美さんは、息子の支配下登録をこう振り返ります。
母・一美さん
「ファイターズに指名された時は、育成でもうれしくて、『まずプロに入らないと何も始まらないよね』と話していました。支配下登録されて、うれしいというより、本当によく頑張ったんだなと思いました。ここからがスタートだと思うので、死に物狂いで頑張ってほしいです」
息子の努力を誰よりも近くで見守ってきた母は、1軍でのさらなる飛躍に期待を寄せています。
支配下登録会見には、新庄剛志監督も同席。常谷選手へ、監督らしいサプライズを用意していました。
新庄剛志監督
「6月20日にDMで『あと16本打ったら支配下にする』と送ったんです。本当は15本だったから、あと1本足りない。その1本を僕の目の前で見せてほしい。欲を言うなら、お立ち台に立ってもらいたい」
その言葉を受けた常谷選手は、地元への思いを口にしました。
常谷拓輝選手
「地元ということもあって、たくさんの方から励ましのメッセージをいただきました。1軍の舞台で活躍して、優勝する姿を見ていただきたいです」
幼い頃から憧れ続けたファイターズのユニホーム。育成選手としてプロ入りした夢は、支配下登録という大きな一歩をつかみました。
「ここからがスタート」――
地元・北海道の期待を背負い、常谷拓輝選手の新たな挑戦が始まります。
