幼いころからの夢…五輪出場を叶えた23歳 メダル獲得へ!スマイルジャパンのニューヒロイン・輪島夢叶選手に密着
ミラノ・コルティナオリンピックで史上初のメダル獲得を目指すのは、女子アイスホッケーの「スマイルジャパン」。
23歳で初めてオリンピック出場の夢を叶えた、北海道苫小牧市出身の選手に密着しました。
鍛え上げた脚力から生み出される圧倒的なスピードと、ゴールへの執着心。
スマイルジャパンのエースとして期待されるのが、輪島夢叶選手です。
2025年2月、オリンピック出場をかけた最終予選。
輪島選手がゴール!ここもシュートを決めて、この大会、チーム最多の5得点を挙げました。
勝利に大きく貢献し、思わず涙が。
そして12月、ミラノ・コルティナオリンピックに挑む「スマイルジャパン」のメンバーに選ばれました。
(輪島夢叶選手)「ずっと夢に見ていたオリンピック。そこは1番目標にしていたところでもあるのでうれしい」
幼いころから描いていた、オリンピックの夢。
その途中には大きな挫折もー
(輪島夢叶選手)「過去一メンタルは落ちた」
初出場となるオリンピック。
ようやく夢を叶えた23歳の素顔に迫ります。
小柄でもスピードで勝負!名前の通り“夢”を“叶”える
(輪島夢叶選手)「お疲れ様です」
苫小牧の「道路建設ペリグリン」に所属する輪島選手。
港湾運送の会社に勤めながら練習やトレーニングを続けています。
武器は、相手選手を圧倒するそのスピードです。
最終予選のフランス戦では…
自陣からパックを持ち込むとー
一瞬の隙をついて、ゴールを決めました。
(輪島夢叶選手)「誰にも負けないスピードとアジリティ(素早さ)はやっぱり1番の武器かなと。そこを見てほしいところ」
アイスホッケーを始めたのは6歳のころ。
社会人チームでプレーしていた母の真由美さんと、5歳年の離れた兄・颯人さんの影響でした。
(母・真由美さん)「頑張る子ですね。負けず嫌いだと思います。できなかったらできるまでやるタイプですね」
幼いころから自宅の敷地で1日100本以上のシュートを打ち、精度を高めていたといいます。
(記者)「名前の由来は?」
(母・真由美さん)「夢を叶えてほしくて夢叶です。ほんとにそのままです」
(輪島夢叶選手)「10歳の時に将来の夢みたいな。2分の1成人式って学校の行事で書いたもの。私の将来の夢はお母さんたちをオリンピックに連れていくことです。その夢を叶えるために一生懸命頑張りますって書いています」
(記者)「次の2月で…」
(輪島夢叶選手)「叶いますね」
イタリアは、ようやく夢が叶う場所です。
選手同士が激しくぶつかりあい「氷上の格闘技」と言われるアイスホッケー。
輪島選手は身長156センチと、23人のメンバーの中でも下から2番目の小柄な体格です。
当たり負けない体づくりのため、下半身を中心としたウエイトトレーニングに汗を流していました。
(輪島夢叶選手)「おしりの辺りがきてる…」
挫折乗り越えたニューヒロイン「憧れてもらえるようなスマイルジャパンになる!」
4年前の北京オリンピックでも代表候補として名前が挙がっていました。しかしー
(輪島夢叶選手)「手首の亜脱臼の手術が1番大きかったです」
試合中に右手首を亜脱臼。
手術を余儀なくされ、代表メンバーには選ばれませんでした。
(輪島夢叶選手)「あれがなければいけたのかなっていう気持ちもあります。過去一メンタルは落ちた」
それでも心機一転、2026年のミラノ・コルティナに照準を合わせ、4年間、厳しい練習にも耐え抜いてきました。
オリンピックではあこがれの先輩たちと共にプレーします。
スマイルジャパンのキャプテンで、4大会連続出場の小池詩織選手もその1人です。
普段は同じ苫小牧のチームでプレー。
輪島選手がチームに加入した中学生1年生のころ、小池選手はすでにオリンピックの代表メンバーでした。
(小池詩織選手)「ずば抜けて小さな、すごく小柄な選手が入ってきた印象で。当時からすばしっこさというか、足の速さがある選手だなと」
(輪島夢叶選手)「本当にたくさんお世話になった先輩。自分が下向いている時は1番に声をかけてくれる選手」
実は小池選手、今回のオリンピックで現役を引退します。
輪島選手にとっては、あこがれの人と一緒に立つ最初で最後の夢舞台です。
(輪島夢叶選手)「楽しみ7割、不安が3割。プレッシャーに感じることが増えた。いままでそのような経験をしてこなかった人生だったので」
この日、向かったのは市内にあるカフェ。
オリンピックを目前に控え、小池選手にこれまでの経験を教えてもらいました。
(小池詩織選手)「まさか一緒に代表の舞台でこうしてオリンピックに行けるのはすごくない?もうやばい?」
(輪島夢叶選手)「やめてくださいよ!」
(小池詩織選手)「感謝の気持ちとか、恩返ししたいとかあるじゃん。その気持ちを全面に出して戦った方がいいって思う。誰かのために頑張りたいって、それがメダルにつながるし」
(輪島夢叶選手)「メダルとる想像してます?」
(小池詩織選手)「してる。してる?」
(輪島夢叶選手)「してます。絶対とりましょうね」
輪島選手は未来のアスリートのためにも世界の舞台に挑みます。
(輪島夢叶選手)「オリンピックを女の子たちが見ると思うので、そういう子たちに憧れてもらえるようなスマイルジャパンになるために、オリンピックで結果を残したいという思いが強い」
スマイルジャパン、23歳のニューヒロイン。
さらなる夢を氷上で叶えます。