“不惑の先輩”と登板数争う覚悟「まだまだフレッシュに」来季目標は50試合登板 玉井大翔投手
ファイターズの北海道佐呂間町出身の玉井大翔投手が今シーズンを振り返りました。
2026年は“不惑の先輩”と登板数を争う覚悟です。
(玉井大翔投手)「ことしやらないと(現役生活が)終わってしまうというところで切羽詰まっていましたし、ことしは本当にいろんなところで気持ちをいれて頑張りました。今シーズンに関しては、ある程度思い描いていた形で投げられたんじゃないかなと思います」
プロ9年目・佐呂間町出身の玉井大翔投手は、持ち味のインコースをつく投球で40試合に登板し、中継ぎ投手の指標であるホールド数は「17」でした。
今シーズンは2024年1年間1軍登板数がゼロからのスタートで、投げる腕のひじを下げ、投球フォームを見直し再起を図りました。
(玉井大翔投手)「どこでもどのタイミングでもいけるというのは僕の強みではあるので、基本的には自分のやることをしっかり整理して、いまできることをちゃんとやった中で、それで打たれたらしょうがないくらいの気持ちでマウンドに立っています」
今シーズン国内FA権を獲得しましたが、権利を行使せず、ファイターズへの残留を表明しました。
来季は今シーズンから3300万円アップの推定6600万円で契約を更改しています。
(玉井大翔投手)「道産子だし北海道が好きだし、この球団が好きなので残留することにしました」
そんな玉井投手が今シーズンもっとも印象に残っているのは、6月10日のヤクルト戦だったといいます。
3対1で迎えた9回、玉井投手がマウンドにあがります。
(玉井大翔投手)「7回8回とはまた違ったというか、球場全体がこのまま勝つでしょ?みたいな雰囲気の中で、抑えて当たり前の雰囲気の中で一番難しいところを投げなければならないのは大変なことだなと思いました」
2アウトランナー1塁となり、最後はサードフライで今シーズン初めて「セーブ」をあげました。
(玉井大翔投手)「充実感というか、あのときはホッとした気持ちの方が強かった。どっと疲れた感じです」
2026年に34歳を迎える玉井投手の目標はー
(玉井大翔投手)「まだまだ自分の中でも体も動いていますし、体を大きくしたりとか筋量も増やした中でもう少し出力をあげたい。球速の部分だったりとかも含めて出力をあげたいなと思っています。ことしは40試合で終わってしまったので、来年は50試合投げたい。(40歳の)宮西さんがいるので、34になりましたとかって言って、体キツイですとか言えないので、上の人がいるのでまだまだフレッシュに頑張っていければいいなと思います」