緊急地震速報“誤報”なぜ? 大きな揺れは観測されず… 「マグニチュード9.9」は東日本大震災以上
驚かれた方も多かったのではないでしょうか。
10月16日午後0時半すぎ、北海道から東海にかけての広い地域に緊急地震速報が発表されましたが、その後、気象庁は発表を「誤報」だったとして取り消しました。
いったいなにがあったのでしょうか。
午後0時40分、北海道から東海にかけて広範囲に緊急地震速報が発表されました。
システムが予測したのは「千島列島を震源とするマグニチュード9.9」の地震。
東日本大震災を上回る想定外の数値に、道内は緊張感に包まれました。
しかし、大きな揺れは来ませんでした。
発表から8分後、気象庁は緊急地震速報を誤報だったとして取り消したのです。
実際に揺れが観測されたのは、函館市の震度1のみ。
札幌など多くの地域では揺れを感じることはなく、混乱が広がりました。
(札幌市民)「びっくりしました。すぐリュックを背負って外に出ようと思って」
(観光客)「海沿いでしたからね、ちょっと不安は感じました」
(気象庁 海老田綾貴さん)「大変なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」
謝罪から始まった気象庁の会見。
なぜ、誤報が発表されてしまったのでしょうか。
(気象庁 海老田綾貴さん)「緊急地震速報の処理におきまして、震源を千島列島に決定して、マグニチュード9.9と過大に推定したことによります」
実際には、カムチャツカ半島付近を震源とする「マグニチュード6.9」の地震でしたが、システムが「マグニチュード9.9」と過大に推定してしまったと説明したのです。
(記者)「サイバー攻撃があったという情報は?」
(気象庁 海老田綾貴さん)「サイバー攻撃はないです。原因につきましては現在調査中でして、原因が判明し次第、速やかに皆さま方にはご説明をしたいと思っております」
全国で相次ぐサイバー攻撃の可能性は否定したものの、原因は調査中としています。
今回の「誤報」について専門家はー
(北海道大学 高橋浩晃教授)「非常に珍しいケース。技術的、システム的になんらかの原因があったのだろうと思うが、原因が究明されたあとは、システム的な部分が改善されれば、今回のようなことが起こらない体制がとられるのではないか」
今回は大きな地震は起こりませんでしたが、緊急地震速報が鳴った際には、まず身の安全を確保することを徹底しましょう。
