従業員の確保困難で元日休業 見直される年末年始の働き方「休んだことがなかった」利用客も賛成
まもなく最大9連休の年末年始を迎えます。
土日祝日もなかなか休めないサービス業ですが、この年末年始は休業するという動きが増えています。
何が背景にあるのでしょうか?
元気いっぱい校歌を歌う子どもたち!
札幌市内の小学校は12月25日が終業式です。
待ちに待った冬休みが始まります。
(児童)「お年玉いっぱいもらってガチャガチャいっぱい回す」
(児童)「サンタさんからもらったおもちゃのパズルを完成させたいです」
(先生)「冬休み楽しみなこと教えてくれる人?」
(児童)「はーい!お母さんと一緒にスキー場に行って滑る」
冬休みに期待が膨らむ中、27日からは最大9連休の年末年始が始まります。
こうした中で見直されているのが、年末年始の「働き方」です。
(石田記者)「年末年始も多くの人が集まるJRタワーですが、ことしは初めて大晦日の休業を決めました」
ステラプレイスやアピアなどが入るJRタワーは、2025年から大晦日の休業を決め、元日とあわせて2日間の休みとなります。
初売りは1月2日からです。
(札幌駅総合開発 伏見克也さん)「自らの意思で2連休となるのは今回初めてとなります。お客様には少々不便をおかけしますが、スタッフの皆さんに働きやすい職場を提供したいということで」
アパレル業界で働いて12年の岸本さんも、今回の決定を前向きに捉えているようです。
(MOUSSY札幌ステラプレイス 岸本結佳店長)「31日と1日はいままで休んだことがなかったので、今回聞いてすごい嬉しかったです。息子も保育園で休みなので、時間を気にせずゆっくり遊んで過ごしたいなと思っています」
大晦日と元日の休業について利用客はー
(利用客)「しょうがないなとは思うがやっぱり開いてほしいなという気持ちはあります。(年末は)お家でゆっくり楽しみたいなと思います」
(利用客)「ぜひ休んだ方がいいと思います」
(利用客)「家族とか友達とかみんなで過ごした方がいいと思います」
年末年始の営業日が変わる場所はこんなところにもー
毎年、初日の出を見に多くの人が訪れる「もいわ山ロープウェイ」。
従業員や利用客が使うタクシーの確保が困難なため、2025年から元日の休業を決めました。
変わる年末年始の働き方。
年初めの動き出しがゆっくりになる人が増えそうです。