「育成の拠点を北海道に」ファーム構想発表から1年 鎌ケ谷視察や署名活動 3市誘致合戦の軌跡
2軍の本拠地は当初、札幌など6つの市が候補地に挙げられました。
わがマチにファイターズを呼びこもうと、激しい誘致合戦が繰り広げられてきました。
(北海道日本ハムファイターズ 栗山英樹CBO)「育成をできる拠点をこの北海道につくらせてもらいたい」
2025年7月に発表された、2軍本拠地の道内移転計画。
千葉県鎌ケ谷市にある現在の本拠地は、建物の老朽化や1軍との移動距離の長さが課題となっていました。
新しい本拠地は、屋根のないメインスタジアムを中心に商業施設や宿泊施設などを建設し、球場を中心としたマチづくりを目指しています。
その候補地がー
(ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 小林兼開発副本部長)「札幌市、北広島市、恵庭市、江別市、千歳市、苫小牧市の6つでございます」
(署名活動)「ファイターズファーム誘致の署名活動にご協力をお願いします」
最初に誘致活動を始めたのが江別市です。
いち早く期成会が発足され、これまでに6万人分の署名を集めました。
期成会のメンバーが鎌ケ谷球場に足を運び、球場の雰囲気やマチの取り組みを視察したり、市民ら400人がファイターズのロゴを人文字で作ったりするなど、意欲的な活動を続けてきました。
(江別市 後藤好人市長)「ファーム施設が江別に来てくれたら子どもたちに夢を与えられるし、大人の方々も夢を持って生活できる」
恵庭市では誘致活動を盛り上げようと、野球盤を再現した「リアル野球盤大会」を開催。
(市民)「ファイターズを恵庭に、勝手に応援団!」
市内のラーメン店では応援団が結成され、コラボメニューも販売されました。
新たなマチづくりをめざす「新ファーム恵庭構想」を掲げるなど、地域一丸となって誘致を進めてきました。
(恵庭市 原田裕市長)「ファーム施設でも他のファームでは見たことのないマチづくりをしていきたい」
苫小牧市では胆振・日高地方のすべての市長と町長が集まり、誘致イベントを展開。
冬のイルミネーションもファイターズのイメージカラーで飾り、候補地の中で最多の10万人の署名を集めました。
学生団体も誘致に力を入れてきました。
日本ハムの製品を使った巨大なウインナー丼を作るなど、若者らしいユーモアあふれる発想で活動を盛り上げてきました。
(苫小牧市 金澤俊市長)「苫小牧と一緒にやると言っていただけるように全力で取り組んでいきたい」
一方、札幌市はー
(札幌市 秋元克広市長)「現状で更地で直ちに使える土地はありません」
秋元市長は土地の確保が課題だと述べました。
すでに1軍の本拠地がある北広島市は誘致を見送り、千歳市でも積極的な誘致活動は行われませんでした。
その結果。
Q.候補地について
(前沢賢社長)「恵庭、江別、苫小牧の3市で色々話をしている」
候補地は3つの市に絞られ、最後の最後までアピールが続きました。
その中で球団側が重視したのはー
(ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 小林兼開発副本部長)「ただ一つ言えるのは、長くその場所で行政の方で二人三脚でやっていけるか」
1年に及んだ2軍本拠地の誘致合戦。
熱意が実った恵庭市で、マチの未来をかけたビッグプロジェクトが始まります。