処分が難しい家庭ごみ…「使用済みカセットボンベ」や「モバイルバッテリー」正しい捨て方を取材!北海道
冬といえば、体が温まる鍋!
この季節、カセットコンロを使う人が多いのではないでしょうか。
でも、使い終わったカセットボンベはどうしたらよいのでしょうか。
家庭ごみの正しい分別は?まずは冬に活躍する“カセットボンベ”
(マチの人)「カセットコンロのボンベ。カセットボンベをためている。いつ捨てていいのか分からない」
ほかにもー
(マチの人)「壊れたモバイルバッテリーがあったけど、捨てる方法が分からずどこかに置いてある。Bluetoothのワイヤレスイヤホンも」
きょうは家庭ごみの疑問に迫ります。
師走に入り、大掃除の時期を迎えますね。
みなさんは家庭ごみの出し方についていろいろ疑問があるようですが、一つ目は使い終わったカセットボンベです。
ごみの出し方を間違えると事故にもつながりかねません。
札幌市北区の住宅街です。
この日、集めていたのは燃やせるごみ。
次々と回収していきますが、中にはスプレー缶やカセットボンベも出されていました。
(宮永キャスター)「改めて札幌市のスプレー缶・ガス缶の回収の仕方、基本的なところを教えていただけますか?」
(北清掃事務所 斉藤翔太さん)「札幌市ではスプレー缶は中身を使い切っていただいて、穴をあけずに燃やせるごみの日に、透明または半透明の袋に入れて排出してもらうことになっています」
カセットボンベは、危険がないように燃やせるごみと分けて収集していますが、中にはごみの中に混ぜて出す人もいるといいます。
これはごみ収集車での実験映像です。
中身の残っているカセットボンベが収集車の中で押しつぶされ、漏れたガスに火花などが引火。
ルールを守らずにごみを出すと、火災が発生するおそれがあります。
さらにー
捨て方も変化!穴をあける必要なし
(宮永キャスター)「昔は穴をあけて捨ててくださいというかたちだったんですが、これはどうしてそのまま捨てても良いようになったんですか?」
(北清掃事務所 斉藤翔太さん)「穴をあけて漏れ出たガスなどで引火して、ぼや・火事・大きい爆発事故もありましたので、穴をあけずに収集をするようにしています」
穴をあけないようにと札幌市のルールが改正されたのは8年前。
しかしー
(北清掃事務所 斉藤翔太さん)「きょう出されたスプレー缶なんですが、こういう風に穴をあける方がまだ多くいる」
今でも毎回、穴があいたカセットボンベやスプレー缶を目にするといいます。
では、中身が残ったスプレー缶などはどうすれば良いのでしょうか?
(北清掃事務所 斉藤翔太さん)「ガス缶の使用期限が切れたものに関しては、各区の清掃事務所、ガス缶に関しては消防でも引き受けているので、そちらに相談いただけると幸いです」
札幌市の清掃事務所のほか、消防署や地区リサイクルセンターでも回収しています。
さらに、マチの人からはこんな疑問もー
(マチの人)「プラごみの分別で迷うことがある」
プラスチックのごみの分別は?
『バケツは燃やせるごみ?』
例えば、こちらのプラスチック製のバケツはどう分別すればよいのでしょうか。
(北清掃事務所 酒谷文啓所長)「バケツという商品そのものがプラスチックでできているものなので、これは容器包装プラスチックではなくて製品プラスチックと呼んでいまして、燃やせるごみということになります」
(宮永キャスター)「一方で、プラスチックごみに出すものというのはどういったものなんですか?」
(北清掃事務所 酒谷文啓所長)「商品を包んでいた容器、あるいは包装がプラスチックの場合。例えばお菓子を包んでいる包装、プラスチックマークがついておりますけれども、こういったものは容器包装プラスチックになります」
札幌市はプラスチックのごみを「製品」と「容器包装」に分けています。
プラスチック製の歯ブラシやバケツなどは燃やせるごみ。
一方、卵のパックやシャンプーなど製品の「容器や包装」は、プラスチックごみとして分別することになっています。
(北清掃事務所 酒谷文啓所長)「札幌市からはこういったごみ分けガイドというものを作りまして、市内の公共施設等で配布をしております。そういった資料で確認いただきたいと思いますし、もし何か分からないことがありましたら、お住まいの地域を担当している清掃事務所にお問い合わせをいただけると、ご説明をしたいと思います」
スプレー缶は穴をあけず、燃やせるごみの日に中身の見える透明か半透明の袋に入れて捨てましょう。
そして、製品がプラスチックでできている場合は有料の燃やせるごみ。
一方、容器や包装がプラスチック製の場合は、無料の「プラスチック」ごみとなります。
「プラ」マークがついているので確認しましょう。
モバイルバッテリーの処分方法は?
スマートフォンで使うモバイルバッテリーは、どう処分すればよいのでしょうか。
これは、家庭ごみと一緒にモバイルバッテリーを捨てた時の実験映像です。
モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使われています。
ごみ収集車の中で押しつぶされた後、白い煙を上げて破裂し、バラバラになってしまいました。
普及が進むモバイルバッテリーは便利な面がある一方で、リチウムイオン電池による発火事故や火災が全国で相次いでいます。
札幌市でも2025年、モバイルバッテリーから出火する火災が13件発生しています。
『安全な処分法は?』
では、安全に処分するにはどうすればよいのか、札幌市のホームページを見てみるとー
(長南記者)「モバイルバッテリーは市で収集しないものとされていて、協力店などに自分で持っていかなければならないようです」
協力店となっているホームセンターを訪ねました。
(長南記者)「こちらのモバイルバッテリーお願いできますか?」
(DCM桑園店 清野達也副店長)「確認させていただきます。リサイクルマークがついていますね。こちら引き取りさせていただきます」
こちらのホームセンターでは、端子をセロハンテープなどで絶縁したモバイルバッテリーの回収を行っています。
(DCM桑園店 清野達也副店長)「札幌市内限定なんですけれど、リサイクルマークがないものや破損・膨張をしているものも集めています」
そして、猛暑の夏に活躍した小型扇風機=ハンディファンにもリチウムイオン電池が使われています。
こうしたバッテリーが取り外せない小型家電は、市役所や地区リサイクルセンターなど12か所で回収しています。
その後、リサイクル業者へと運ばれ、製品を分解し電池を取り外します。
(マテック 本田雄一さん)「そのまま破砕処理できないので、こちらで解体しています。電気シェーバーですとかハンディの掃除機、ハンディファンなどが多いですね」
道内から1日でおよそ50キロのリチウムイオン電池が回収されるということです。
(マテック 本田雄一さん)「最近特に多くなっていると思います。分別選別することによって素材ごとにリサイクルできるものも多く増えますので、こういった危険性のあることも確かですし、各自治体で適正な処理方法をとられていると思いますので、それをしっかり理解した上で処理してほしい」
札幌市ではモバイルバッテリーをゴミステーションで回収していません。
回収協力店などは札幌市の公共施設で配布されている「ごみ分けガイド」や「ごみ分別アプリ」で確認してください。
札幌市の「家庭ごみの分別」は、ごみ分けガイドかごみ分別アプリで調べて正しく分別して出すことが大切です。