「3人埋まったと思って…」落雪に巻き込まれ男性死亡 会社従業員らが雪下ろし中 札幌市白石区
住宅のフェンスを押し曲げていたのは、屋根から落ちた大量の雪です。
建物の間には、人の背丈をゆうに超える雪山ができていました。
落雪があったのは、札幌市白石区平和通15丁目北にある会社です。
2月18日午前10時半ごろ、近くの住民から通報がありました。
(通報)「会社の屋根から落雪があり、3人が生き埋めになっている」
(石田記者)「事故があったとみられる建物の横には大量の雪が落ちていて、警察が調べています」
通報から20分後、雪の中から60代から70代の男性3人が救助されました。
70代の2人は命に別条はありませんでしたが、合田末松さん69歳は搬送先の病院で死亡が確認されています。
通報した人が一部始終を見ていました。
(通報者)「手前の方を雪かきしていて、そのうちだーっと雪が落ちてきた」
警察や通報者によりますと、会社の従業員ら4人が屋根の上で雪下ろしの作業をしていました。
ところが、屋根から雪が落ち、3人が巻き込まれたということです。
(通報者)「3人埋まったと思って、窓を開けて声をかけて、埋まっている2人の声が聞こえたので、とりあえず2人は大丈夫だと思って。意識のない人だけ頭が下になっていた、足だけ出ていた」
また、事故があった当時、札幌市内の気温は3℃まで上がっていて、落雪などが起きやすい状況でした。
これは落雪の衝撃を検証する実験映像です。
5メートルの高さから雪の塊を車に落とすと、屋根は大きくへこみました。
こちらは1月、札幌市内で撮影された落雪の映像です。
大量の雪が短時間で一気に落ちてくるのがわかります。
今回3人が生き埋めとなった事故現場でも大量の雪が一気に落ち、衝撃もすさまじいものだったとみられます。
屋根の雪下ろしの危険性について専門家はー
(北海道科学大学 千葉隆弘教授)「北海道はほとんどが金属板の屋根なので滑りやすい。凍りついていれば滑らないが、きょうのように気温がプラスだと途端に滑りやすくなる。危険な場所なので絶対に上がらないでほしい」
警察は3人が落雪に巻き込まれた状況などについて引き続き詳しく調べています。