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「大きい買い物をする」振り込み限度額を引き上げ… “詐欺”見破った郵便局員を表彰 北海道釧路市

北海道・釧路警察署は2026年8月25日、詐欺被害を防いだとして、釧路市若草郵便局の小林憲一局長と前山昌子さんの2人を表彰しました。

 

“詐欺被害”にあいそうになったのは70代の男性です。

7月15日午前11時半ごろ、男性は若草郵便局を訪れ、窓口にいた前山さんに「ATMの振り込み限度額を50万円から200万円に引き上げたい」と申し出ました。

前山さんが理由を聞くと、男性は「大きい買い物をする」と返答。

口座の残高や利用履歴が少ない男性が、急に「高額の買い物をする」と言ってきたことから、前山さんは「窓口で振り込めますよ」と話すと、男性は「LINEで指南された」と打ち明けました。

おかしい、と感じた前山さんは、小林局長に相談。

男性からLINEを見せてもらったところ、個人の名前と数字を組み合わせた“怪しいアカウント”から届いた“不自然な日本語”が書かれていたといいます。

2人が一連の経緯を聞くと…

「スマホゲームをしていた際に“行政機関”や“法人”を装うような広告が現れた」と話す男性。

タップするとLINEに誘導され「342万円の補助金がもらえる」「振り込み限度額を増額して」などという連絡がきたといいます。

また、「もし郵便局で理由を聞かれた場合は大きい買い物をする、と答えるように」と、“ウソ”をつかせる指示も。

さらに男性は「補助金の審査」を理由に、口座番号や免許証の画像などを送信してしまいました。

疑いを深めた小林局長と前山さんは、男性の了承を得て警察に通報。

警察官の「これ詐欺だよ」という言葉に、指南された相手を信じていた男性は「そうなんですか」と説得を受け入れたということです。

誰も気づかなければ、補助金を受け取るための保証金を要求されたり、マネーロンダリングに巻き込まれたりする危険も…

危うく詐欺の“被害者”になりかけた男性は、LINEのアカウントをブロック。郵便局を訪れた際には「先日はお世話になりました。ありがとうございました」と2人に感謝しているということです。

郵便局では8月17日から振り込み限度額の引き上げができなくなりましたが、変更の前の“駆け込み”が増えていたなかで詐欺を見破った2人。

釧路警察署の藪田欣一署長は、「特殊詐欺を金融機関の方に防止してもらい感謝します。引き続き協力をお願いします」と話すと、前山さんは「今後もお客様の事情をよく聞き、まちがった方向にいかないようにしたい」 小林局長は「職員みんなで意識を高めて、お客さんの財産を守っていきたい」と気を引き締めていました。

警察は、推奨する「特殊詐欺対策アプリ」や「相談専用電話 ♯9110」を活用してほしいと話しています。

08/27(木) 06:15

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