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思い伝えられない人を支える 本人のやりたいことを実現へ 北海道初「意思決定フォロワー」とは

病気や障害などで思っていることを自分で伝えにくい人を地域で支える取り組みが、道東の津別町で始まっています。

北海道内で初めてとなる取り組みを取材しました。

津別町の今井信夫さん74歳です。

足が不自由なため車椅子での生活ですが、一人で暮らしています。

この日、今井さんの自宅を2人の女性が訪れました。

(意思決定フォロワー)「それで結婚しないでここまできたのね」

(今井信夫さん)「そういうことになるな。好きな人もいたけどな」

月に1、2回ざっくばらんに1時間ほど今井さんと話をします。

(今井信夫さん)「(2人と)話すのが楽しいね」

(意思決定フォロワー)「やっと信頼で話を聞けるようになって」

(意思決定フォロワー)「ポロッと話してくれるのを私たちは待っている」

実はこの2人は、研修を受けて町から認められた「意思決定フォロワー」です。

意思決定フォロワーとは、病気や障害などで自らの思いを伝えることが難しい人を訪問し、本人のやりたいことを実現するために一緒に動く「身近な応援者」です。

フォロワー制度は津別町で昨年度から始まった道内初の取り組みで、社会福祉協議会の職員が抱える「あるモヤモヤ」がきっかけでした。

(津別町社会福祉協議会 立花さおりさん)「本人のためにと思ってやっているけど、私たちの専門性や権限を使うと本人の思いが消えてしまう。よく私たちの業界だと良かれと思っての支援といわれて、本人からしたら全然よくない」

例えば、社協の職員は成年後見人として財産の管理などを任されますが、財産状況から本人の希望を叶えられないこともー

そういった会話の積み重ねから、自分の思いを伝えられない環境ができることもあるといいます。

そのため、そばで応援するフォロワーは一般市民が担います。

(津別町社会福祉協議会 立花さおりさん)「この仕組み使って自分の思いを手伝ってもらいながら自分の本当の思いを伝えられるようなマチになったらいいなと」

津別町では今後、対象を引きこもりや一人世帯などにも広げ、フォロワーにも活動費を支給できるよう準備したいとしています。

07/22(水) 06:00

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