「どんどん燃え…火が走る」商店街火災…鎮火まで18時間以上 建物密接で延焼拡大か 江別市
北海道江別市の商店街で1月7日午後11時半ごろ出火し、9棟が燃えた火事は、さきほどようやく鎮火しました。
なぜこれだけ燃え広がったのかー
専門家は建物の構造に原因があると指摘します。
建物から激しく吹き上がる炎。
周辺には煙が立ち込めています。
江別市大麻東町の大麻銀座商店街にあるバイク販売店から出火した火災現場ですがー
(石田記者)「発生から半日以上経ちましたが、いまだに消火活動が続いています。建物の屋根は崩れ落ちてしまっています」
出火から18時間以上が経過してもなお、消火活動は続いていました。
現在までにけが人は確認されていないということです。
現場は駅や公園などが近くにある店や住宅が密集している商店街の一角で、警察によりますと、火元のバイク店から主に東の方向に延焼し、あわせて9棟が燃えたということです。
こちらは火災前の商店街の様子です。
燃えた9棟は屋根を共有する「長屋」のような構造であることが分かります。
商店街は1964年ごろに整備された大麻団地とともにできあがり、店が入れ替わりながら歴史をつないできました。
こちらの男性は長年、燃えた理髪店のオーナーとして地域を見つめてきました。
(石田記者)「このお店は何年やっていますか?」
(延焼した店舗のオーナー)「60年。再建はちょっと不可能だね」
(現場向かいの店舗従業員)「爆発する音だとか崩れる音だとかいろいろありました。こんな近くでどんどん燃えていくし、火が走るというんですかね。目の当たりにしてちょっとでも気を抜くとふらっとなってしまいそうなくらい本当に怖いなと思った」
商店街の理事長は店の特徴をこう説明します。
(大麻銀座商店街振興組合 岸本佳廣理事長)「2階の上に屋根が後ろに流れるようになっているので、屋根裏部屋みたいなところが結構空間があるんですよ。どこかで火が上がるとずっと全部回ってしまう」
専門家は、長屋のような構造が燃え広がった原因ではないかと指摘します。
(元東京消防庁麻布消防署長 坂口隆夫さん)「建物と建物が離れている火災と、これが密接しているような建物の火災というのは延焼速度が異なる。接していれば接しているほど延焼速度が速くなる。スプリンクラーは当然、大規模な建物でなければ用途と面積によって義務があるわけですから、今回の商店街ではスプリンクラーの設置が対象になっている建物は一つもないと思います」
店が連なる商店街で発生した今回の大規模火災。
警察では火が消し止められ次第、実況見分し、火の出た原因を調べることにしています。