“民主党王国”が崩壊「超短期決戦で浸透しきれなかった」中道惨敗の要因は…北海道
自民党が圧勝した一方で大きく議席を失ったのは、公示直前に結成された「中道改革連合」です。
なぜ有権者に受け入れられなかったのでしょうか。
中道改革連合の大築紅葉さんです。
落選から一夜明けた2月9日朝もいつもと変わらず、笑顔で街頭に立ちました。
(大築紅葉さん)「ごめんなさい、期待に応えられず」
しかし、力が及ばなかった新党での戦いに、悔しさがこみ上げます。
(大築紅葉さん)「また頑張るから。短期間の決戦で、新党ということで厳しい戦いだった。私の力不足で皆さんたちの期待を勝ち切ることに繋げられなかった」
大築さんに2万票以上の差をつけて6選を果たしたのは、自民党の中村裕之さん。
選挙戦では高市首相の“側近”としてアピールし、支持を広げてきました。
(中村裕之さん)「いまはうれしい気持ちが大きい。高市内閣がこれだけ信用されて、無党派層を取り込めたということだと思う」
北海道1区では自民党の新人・加藤貴弘さんが初当選。
札幌の中心部などを抱える「花の1区」から念願の国政進出を果たしました。
(加藤貴弘さん)「こうやって改めて見ると、新しい時代が始まると思ったし、新しい時代になってよかったと思ってもらえるように働いていかないといけないと思いました」
対する中道改革連合の道下大樹さんは4選を果たせず、小選挙区で初めて敗れました。
(道下大樹さん)「私が訴えてきたことと、中道改革連合が掲げてきた“生活者ファースト”の政策が、超短期決戦で十分に浸透しきれなかった」
政治生活が長いベテランの逢坂誠二さんも自民党の向山淳さんに敗戦。
(逢坂誠二さん)「結果を見ると(新党結成は)正解ではなかったという有権者の判断だと思う。解散から公示までのリードタイムがあまりにも短すぎて、政策議論を深化させる時間がなかった」
新党の結成は結果的に、かつての「民主の牙城」が崩れるひとつの要因になりました。
(立憲道連 勝部賢志代表)「中道改革連合という新しい党の考え方をしっかり浸透させることが時間的に難しかったし、手法としても結果的に不十分だったと思う」
立憲民主党の出身者が相次いで落選するなか、比例代表では公明党出身の2人が当選。
その心境は複雑です。
(佐藤英道さん)「責任の重大さをひしひしと痛感している」
公示直前に異例の戦略に出た中道改革連合。
戦後最短の短期決戦の中で浸透を図ることはできませんでした。