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特定少年に無期懲役は道内初「行為責任を重視した判決」弁護側は控訴を協議し判断へ 江別集団暴行死

「被害者への暴力はもはや理不尽以外の何物でもない」

北海道江別市で2024年10月、男子大学生が集団暴行を受け死亡した事件の裁判で、当時18歳で主犯格の男に対し、札幌地裁が言い渡したのは無期懲役でした。

(山本記者)「当時18歳の川口被告に対し、札幌地裁は若年であることを十分考慮したとしても求刑通りが相当であると厳しい判決を下しました」

(裁判長)「川口被告を無期懲役に、少年を懲役30年に処する」

当時18歳の特定少年・川口侑斗被告は、無期懲役の判決が言い渡された際、うつむいて唇をかみしめていました。

強盗致死などの罪に問われていたのは、川口侑斗被告と当時17歳の少年です。

判決によりますと、2人は2024年10月、江別市の公園で八木原亜麻被告や川村葉音被告らと共謀し、大学生の長谷知哉さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしました。

(川口被告)「一回話すべ。逃げたりしたら探すからな」

被害者の長谷さんと面識はなかった川口被告。

長谷さんと八木原被告の交際トラブルを川村葉音被告から聞き、電話で呼び出したことが事件のきっかけです。

量刑が争点となっていた今回の裁判。

8月7日の判決で川口被告に対し札幌地裁はー

(裁判長)「川口被告が暴行を始めたことが事件の端緒となり、終始共犯者を主導した。面識のない被害者への暴力はもはや理不尽以外の何物でもない」

札幌地裁は長谷さんの死亡にも大きく寄与した責任は重いとして、川口被告に求刑通り無期懲役を言い渡しました。

また、少年に対しても求刑通り懲役30年を言い渡しています。

元検事の中村弁護士は、川口被告が主犯格として事件に関与したことを重要視した判決だと話します。

(元検事 中村浩士弁護士)「特定少年に対して無期懲役以上の判決が出たのは道内では初めてと認識している。弁護側の主張を踏まえてもなお検察の考えた量刑から減らす要素が見いだせない。それだけ凄惨な事件だった。やったことへの行為責任をとても重視した判決だと感じます」

特定少年の主犯格に対して求刑通りとなった判決。

弁護側は控訴するか協議したうえで判断するとしています。

※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。

08/07(金) 20:30

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