外食離れの対策とる百貨店も 消費税減税法案が衆院通過 買う側・売る側…受け止めは 北海道
今国会の最大の焦点である消費税減税法案が、11月6日に衆議院を通過しました。
2年間、飲食料品の減税が現実味を帯びる中、買う側と売る側、それぞれどのように受け止めているのでしょうか。
札幌市内のスーパーです。
買い物客からさっそく聞かれたのはー
(客)「(物価高に)追いつかないだろうけれど、1%にしてもらえるならそれに越したことはない」
(客)「衣食住の食の部分なので安いほうがありがたい」
「本案を委員長報告の通り決するに賛成の諸君の起立を求めます。起立多数。本案は委員長報告の通り可決いたしました」
6日の衆議院本会議で、与党の賛成多数で可決した「消費税減税法案」。
2027年4月から2年間限定で、飲食料品の消費税率を8%から1%に引き下げ、残る1%相当分を所得に応じて給付することで、消費税を「実質ゼロ」とする内容です。
高市政権の目玉政策となる消費税の引き下げ案。
しかし、客の期待とは裏腹に、店側には手放しでは喜べない事情があります。
(キテネ食品館 中塚誠社長)「手書きの値札ですが、消費税率8%が1%になると、直さないとレジで金額が変わってくる」
こちらの店では値札のほとんどが手書き。
税率が変わると1から作り直さないといけないため、大きな負担になるといいます。
さらにー
(キテネ食品館 中塚誠社長)「賃金と成長率が伴わずに消費税を下げますと言われても、2年後に(消費税が8%に戻って)価格が高騰したと思われて、消費が冷え込まないのかなと強く感じる」
カリッと揚がった大きなエビやホタテが目玉の天ぷら御膳。
大丸札幌店に入る店の人気メニューです。
「外食」は出前やテイクアウトとは異なり、消費税引き下げの対象外となっているため、減税が実現した場合でも、現在の消費税10%が据え置かれることになります。
こうしたなかー
(小泉記者)「大丸札幌店では飲食店でも使えるレストランチケットが入った福袋をネット限定で販売します」
大丸札幌店では外食離れの対策として、11月20日からレストランチケットの入った福袋をインターネット販売。
チケットを利用すれば、この天ぷら御膳も定価より安く食べることができます。
(大丸札幌店 小野正敏さん)「外食産業というと大げさかもしれないが、レストランの売り上げの一助になればと思います」
消費者の期待と店側の不安が交錯する消費税減税法案。
政府・与党は臨時国会会期中の可決・成立を目指しています。
