殺人と損壊に使用のロープか 動物園内から複数押収 発見された人骨は妻と特定 殺人容疑で男再逮捕
妻の遺体を北海道・旭山動物園の焼却炉で焼いたとして起訴された飼育員の男が、殺人の疑いで再逮捕されました。
男は勤務を終えた後、自宅で犯行に及んだとみられています。
(鈴木容疑者)「ロープで首を絞めて殺した」
殺人の疑いで再逮捕されたのは旭山動物園の飼育員、鈴木達也容疑者・33歳です。
鈴木容疑者は3月31日の夜、旭川市内の自宅で、妻の由衣さんを殺害した疑いがもたれています。
遺体を動物園の焼却炉で損壊した罪で、すでに起訴されている鈴木容疑者。
園内からは複数のロープが押収されていて、警察は、一連の犯行に使われた可能性があるとみて調べています。
(石田記者)「鈴木容疑者は、動物園の勤務後に自宅で犯行におよんだとみられています」
事件当日の3月31日、鈴木容疑者は勤務を終えて帰宅し、午後6時半ごろから午後8時半ごろまでの間に由衣さんを殺害したとみられています。
そして午後9時ごろ、車で動物園へと向かい、1メートルほどの大きさの荷物をおろす姿が防犯カメラに映っていました。
荷物は遺体の可能性があるとみられています。
その後、鈴木容疑者は午後9時半すぎから、翌日午前3時半すぎまでの間に焼却炉で遺体を焼いたとされています。
その後の捜査で、焼却炉で見つかった人骨は、由衣さんのものと特定されました。
逮捕後の調べに対し、「妻からの要求に不満があった」という趣旨の供述をしている鈴木容疑者。
大学時代に出会い交際を始めた2人。
将来の家庭像についてサークルの自己紹介にはこんな言葉が。
(鈴木容疑者の自己紹介文)「明るい未来しか待ってない」
(由衣さんの自己紹介文)「きっと明るくにぎやかになる」
しかし、最近の様子について知人はー
(鈴木容疑者の知人)「家のことはとにかく話したがらない。なるべく家に帰りたくないような感じで遅くまで飲んでいて、何回も由衣さんから電話がきていた。冷たい関係になっているんだなと」
今後の捜査について元検察官の弁護士は。
(中村浩士弁護士)「最大の焦点は殺意の立証ですね。被疑者が今述べている殺害行為、これを裏付ける証拠の収集が徹底されているかどうか。また計画性、犯行の動機ですね。こういった部分が、状況証拠の収集により解明されていくかどうか。この2点がポイントじゃないかなと思います」
「明るい未来」を思い描いていた2人に何があったのか。
警察は動機を含め事件の全容解明を進めています。