約半年ぶりの復活に行列 火事ですべてを失った焼肉店 親から受け継いだ味を守る 江別・商店街
2026年1月に起きた火事で店が全焼してしまった北海道江別市の焼肉店が、商店街のイベントで約半年ぶりに店を出しました。
自慢の味を守るために一歩踏み出したようです。
江別市の大麻銀座商店街で焼肉店を営む石元雅人さんです。
店の名物・ホルモンの仕込みをしていますが、仕事をするのはおよそ半年ぶりです。
2026年1月に発生した商店街の火災で、店舗など9軒が焼け落ちました。
(焼肉後楽園 石元雅人さん)「たれも見たけど焦げて真っ黒で使い物にならないし、何もなくなってしまった」
石元さんの焼肉店・後楽園も全焼し、親から受け継いだ自慢の「たれ」も失ってしまいました。
火事からおよそ半年が経ち、建物があった場所は更地に。
この場所で店を再開したいとは思っていますが、まだ具体的には決まっていません。
先が見えない中、商店街のイベントに出店しないかと声がかかりました。
(焼肉後楽園 石元雅人さん)「もう不安ですよ。本当に人集まるんだろうか。不安で不安で」
この日は商店街の飲食店の厨房を借りて秘伝のたれを仕込みます。
仕事着の白衣を羽織るのも半年ぶりです。
(焼肉後楽園 石元雅人さん)「白衣着て、仕事モードです。結構嬉しい。自分で仕事をして。仕事ができた」
親から受け継いだたれが半年ぶりに復活しました。
商店街をより活気のある場所にしよう。
そのきっかけとして開かれた今回のイベント。
火事で被災した店もそうでない店も軒を連ねました。
(常連客)「なくなる前に来ました」
(常連客)「早く来たのに、すごく並んでいてびっくりしました」
石元さんは名物のたれにつけたホルモン串を数量限定で販売。
再開を待っていた常連客などで、イベント開始後すぐに行列ができていました。
(子ども)「おいしすぎてすぐになくなる」
中には手紙を持ってきた人も。
(常連客)「ずっといつか会えたらと思って持っていたの。頑張ってください。待ってますので」
(焼肉後楽園 石元雅人さん)「ありがたいですね。頑張らないと、涙出てくる。頑張ります」
準備していたホルモンは1時間ほどであっという間に売り切れてしまいました。
食べられなかったお客さんがたくさんいるのを見て石元さんはー
(焼肉後楽園 石元雅人さん)「夏祭りをやるので、お買い求めいただけなかった方は来月26日に必ずやりますのでよろしくお願いします」
7月に開催される商店街の夏祭りでもまた出店することを決めました。
(焼肉後楽園 石元雅人さん)「嬉しい限りです。店をやっていてよかったなって。来月に向けて頑張って仕込みをして、また皆さんに食べてもらうということを頑張ってやっていきたいです」
火事ですべてを失った焼肉店が、再開に向けて第一歩を踏み出しました。