パリで名を馳せた日本の画家「マルチな才能はすごいな」道内初公開の自画像も…藤田嗣治の展覧会 札幌
フランス・パリを拠点に活躍した画家・藤田嗣治の展覧会が、4月29日から札幌芸術の森美術館で開催されています。
おかっぱ頭に口ひげ、丸メガネといった奇抜な風貌。
藤田嗣治は1920年代にパリで名を馳せた日本の画家です。
会場には絵画をはじめ、藤田が旅先でカメラに収めた人物や風景の写真や、愛用していたメガネなどあわせて340点ほどが並びます。
(札幌芸術の森美術館 学芸員 名原宏明さん)「こちらの絵が藤田の代表作の『舞踏会の前』です。パリ画壇で名を馳せた要因となった、透き通るような女性の白い肌を用いた代表作になります」
さらに、道内初公開の自画像も…
パリでの生活を終え日本に帰ってきたあとの自画像です。
日本風の室内で、ネコ好きだったという藤田の和服の間からはネコが顔を出しています。
自画像や写真など、自らが被写体となり発信する現代的な一面も持ち合わせていました。
(札幌芸術の森美術館 学芸員 名原宏明さん)「1934年に藤田は中国に行きますが、その中国旅行の経験を経て制作された絵画になっております」
こちらは、中国・北京で撮影した写真を組み合わせて構図を作り上げた絵画です。
写真に写っていた人たちが1枚の絵画の中に描かれています。
(江別から来た人)「すばらしいですね。なんであんなに白が美しく表現できるのかわからなくて見とれております」
(札幌から来た人)「画家であって写真家であってモデルもやるっていう、そういうマルチな才能というのはすごいなと思いました」
写真に「撮られる」、写真から「描く」、写真を「撮る」といった3つの視点で人々を魅了する「藤田嗣治 絵画と写真」。
札幌芸術の森美術館で6月28日まで開催されています。
04/29(水) 19:15